2009年02月08日

衿合わせは衿の好きなようにさせる

さて昨日、安全ピンで半衿をつけました、の記事その後。

半衿付け終わって、ささっと着物を着て、
写真撮ったのが昨日のやつ。
img019fed59zik8zj.jpg
柄半衿だったし、写真も撮るしってことでいっぱい気味に見せたってのもあるけど、
着付け直後の衿合わせって、まあまあいつもこんな感じだ。


で、ごそごそ家事して、着てから半日経ったとこでもう一度撮影してみた。

img0025bb51zik1zj.jpg
動いた。
大体着て半日ごそごそすると自然とこんな感じになるんだよね。
特にコーリンベルトのゴムがきつくて衿が締まってくる、とかそういうのじゃなくて、
この衿合わせが一番快適。ここに故意に動かしてきているってのでもないんだけど、
何故か自然に合わさるこの衿合わせが一番楽ちん。

imgf16ac7f4zikazj.jpg
衣紋もこの日は非常に快適な位置で収まってくれたのだ。
よくこぶし一個分抜きましょうといわれるが、自分はそこまで抜けてないかも。
これ以上抜くと、何だか肩周りがごそごそするし、変に詰まっちゃうのも気持悪い。


衿合わせだけじゃなくて、どうやら着物って、自分の収まりのいいところがあるらしい。
着物を着るのに慣れてくると、その位置をなんとなーく手が覚えてきて、それで
「着物に身体が馴染む」ようになるんじゃないかなーと思ってる。
着付けた後に全体的に、なんかちょっと気持悪いなーって時は、着物を動かさずに自分が
「すーっ」っと思いっきり息吸い込んで細くなり(?)着物の中で自分がごそごそっと動く
…と案外気持悪いのが収まったり。(ただし柔らかい着物ではやりにくい)
もしかして、毎回補正してきっちり着付ける人にはない感覚かなあ?

補正して着るのって自分にタオルやクッションみたいなのをくっ付けて茶筒型にして、
そこにきっちり布を巻きつけていくイメージだと思うんだけど、
自分の場合は逆で、コカコーラの瓶に布を巻きつけていく感じ。
で、出っ張っているところ(腰周りとか)はぴっちり目に布を沿わせ、へこんでるとこ
(ウエストなんか)はゆるーく巻きつけ、で見た目が茶筒型になるようにごまかす(!)のね。
なので一番出っ張ってる腰に締める腰紐以外は、大体ゆるい。こりゃもう、ゆるゆるにゆるい。
身八つ口から手を入れたら向こう側の身八つ口から手が出るし、帯に手を入れたら
下手すると手が下まで貫通するくらい。

や、冠婚葬祭とか、フォーマルなお席ではきちんと着たいと思うんだけど…。


ともかくそんな感じで着た後も布が動いているので、どうやら身体の凹凸に合わせて、衿も
自分の気持いいとこに落ち着こうとするらしい。

近頃離乳食がほぼ完了したんで、授乳機会がかなり減ったんだけど、そうすると
胸のほうもそうそう気合いれておっぱいを作らなくなり。したらあっという間に胸が枯れた。
んで、たらちね(垂乳根)の母ってこれか!!と自分でも驚くほどに、垂れた。ほほほ。
胸が垂れるとこう、衿合わせのちょうど衿が合わさるあたりの肉がこそっと落ちるのだ。
鎖骨からこう、肋骨の上辺りかなあ。
すると、自然と衿の合わせも落ちてくる。半衿を鈍角に合わせても、肉が無いから
そこに乗っていられなくてこそっと落ちる。んで結局鋭角な衿合わせになるんだなー。
着物も襦袢に乗ってるわけだから、やっぱりすーっと縦に落ちてくるようになって、
んで多分細くて鋭い衿合わせになるわけだわね。
さらに垂れてくると、胸が帯の上に乗って肩の辺りがこそっと、帯の上でややふっくら、
衿合わせは細く、縦に切れ長にって言うおばあちゃんの衿合わせになるんだろうなあ。

img19a23b8azik6zj.jpg
これは乳業最盛期の頃。胸元に張りがありますなっ。
でもお嬢さんみたいに、鎖骨下にふっくらと張りがあるわけじゃないのでなかなか中途半端。

年代に合わせた衿合わせ…っていうのは知ってたけど、それってなるほど年代ごとの
身体の形に自然に沿った衿合わせなんだろうな〜と思う近頃なのであった。


洋装の美って、どの年代でもきゅっと上がった胸であったり尻であったり、
くびれたウエストであったりして、今の女性って年を追うごとに変わっていく
(あえて崩れるとは言わないでおこうっ)体型に悩ましい思いをするんだと思うけど…
着物って、各々の年代、その体型に合った年相応の着姿の美しさってのがあるんだなあ。

今のキレイ着付けも、みんなちゃんと同じ茶筒体型に補正して、衿合わせは○○cm、
衣紋はこれだけ、お太鼓の位置はここ…って、それはそれで統一されていてキレイだけど、
みんな一緒の着姿ってのもつまらないかも〜。
たまには自分の身体の凹凸も、かわいがってやるのが良いかもね。
第一、楽なのだ♪


や、男性方にはいまいちピンと来ない記事であったか。
女は複雑なのである。ふふふ…


自分普段は胸元コーリンベルトのみで着てる。
これは衿元ががばちょと開いちゃうのを防いでくれるけど、衿の稼動性は損なわない。
これをフリーダムと見るか、着崩れと見るかは各々の判断ですな〜
襟元が動かないように固定するなら、伊達締め使って面でおさえないとねっ。
自分は伊達締め使わなさ過ぎて、この頃は伊達締めすると圧迫感におえってなる…いかんのう。
posted by 湖藤 at 15:59| Comment(6) | TrackBack(0) | 着付け研究中 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
TITLE: Re:衿合わせは衿の好きなようにさせる(02/08)
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連カキすいません。<br />
人間の体型なんてバラバラなんですから、それを無理矢理変形させてまで着ようなんてのはナンセンスですし、その姿が美しいってのも変な話です。<br />
着物を着慣れるって、自分の体型に合った着方や微妙な位置を把握できるようになる→自然に着ることであり、そんな着物姿こそ美しい、カッコいい、だと私は思います。<br />
<br />
着物の美意識ねえ・・・「おめかしお着物」しか着ない人がよく言う台詞です。もちろん私はどんな生地であろうが着物は着物、です。<br />
裄は限界がありますが、身頃と着丈が直ったものはバツグンですね。<br />
<br />
長々とすみませんm(__)m
Posted by バカガエル at 2009年02月08日 13:14
TITLE: なるほど〜と思って読みました。
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そうか!年代でふさわしい着方変わるんじゃなくて、年代の変化が自然にそうなっていくんですね〜。<br />
すごく納得!<br />
着付け教室で着る時と「汗しみるとマズいかも」と思うときくらいしか補正をしていなくなりましたが、やっぱりうまく着られているかどうかは別として(^^ゞ自分の着たいように着ているなぁと思えます。<br />
でも着物の中でゴソゴソは、なんとなく、しかわからないので、分かるようになりたいな〜。<br />
<br />
衣紋の抜き方は、写真のはすごく似合っていると思いますよ。こぶしひとつはないかもしれないけど、浅いとは思わないけどな〜。<br />
キリッとしていてカッコいいですv
Posted by うさうさ@ at 2009年02月09日 07:33
TITLE: Re[1]:衿合わせは衿の好きなようにさせる(02/08)
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バカガエルさん<br />
普段着に関しては、その人の体型がにじみ出ているような着方が、素敵だなあと思いますね♪以前にモデルとしてショー用の着付けも体験した事がありますが、これはしーっかり補正して要らないところを締め上げた着姿です。(帯まわりなんか骨が軋みます)中の身体のことは考慮してないので着てる方はものすごくしんどいけど、それはそれで絶対的な美しさがあります。西洋のミロのビーナスみたいな感じでどこの文化にも、理想の美ってもんはあるのかなと。<br />
でもそれを普段の着物に持ち込むのは、やっぱりナンセンスだよなあとも思うのです。<br />
お直しで気が付きましたが、古着やお下がりのサイズ違いを着ている人にとっては、この記事は必ずしも当てはまらないのかも!?
Posted by 湖藤 at 2009年02月09日 09:07
TITLE: Re:なるほど〜と思って読みました。(02/08)
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うさうさ@さん<br />
現代のオトメとしてはやっぱり胸がタレタレなのは許せないと思うし、ウエストが寸胴なのもNGだと思うので、洋服モードの身体のまま、着物を「美しく」着ようとすると補正が必要、っていう点はあるのかもですね〜。<br />
継続的に着ていて思うのは、着物と身体の関係って、どうやら身体の方から着物に歩み寄って、仲良しになっていく所があるみたいです。その結果からだのラインが崩れたりってのはあるけど、着物と仲良しの身体は楽ちん♪
Posted by 湖藤 at 2009年02月09日 09:12
TITLE: Re:衿合わせは衿の好きなようにさせる(02/08)
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、、、その前に、歌麿の美人画さながらのお写真に、ビックラこきますた!
Posted by Kchen at 2009年02月09日 15:12
TITLE: Re[1]:衿合わせは衿の好きなようにさせる(02/08)
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Kchenさん<br />
衣紋の写真ですか!?そそ、そうかな〜美人画みたいに、色っぽいかな?えへへ〜
Posted by 湖藤 at 2009年02月10日 10:14
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