2011年12月13日

呉服若手経営者の会と、着る人委員会

ちょっと出来事としては先月の事なんでござんすが。
昨日新之助上布のメルマガで書いてみて、何か自分の中である程度引出しに入れた
あれこれがまとまってきたみたい?と感じたので、ここにも書いてみんとす。


先月、これからの着物、どうすっぺ!な話し合いを続けて拝聴する機会がありまして…。

ひとつは、着物ビジネスコンサルタントをされている、石崎さん主催の
「呉服業界若手経営者の会」石崎さんのブログはこちら。facebookもあるらしいよ!
その名の通り、呉服の業界に従事している若手の人たちが集まる会。
私、経営者でもがっつり従事してる訳でもないのだが(どちらかというと雑用係的な…?)
一般人でもOK&平日の京都での開催(!)ということで奇跡的に行けるわ!と、
こっそり拝聴してきましたん。

その後は月間アレコレ(HP)さんの「着る人委員会」(ブログはここ)のイベント。
「着る人委員会」は立ちあがったのが10月くらいかな?アレコレ購読してるのもあり、
ツイッターでも知って参加してみたの。イベントは東京での開催だったので行けなかったんだけど、
USTで中継があったので半分くらいはリアルタイムで見られた☆

実は若手経営者の会の方もUST中継されていて、どちらも録画を見ることが出来るよ〜
どちらも同じあづまやさんってきもの屋さん主催の番組内の、過去のライブ一覧から。↓
「あずまや きものひろば てれびじょん」http://www.ustream.tv/channel/test2213
いやほんと、最近のネットすごいよね…顔が見えない事も無く、ログが流れる事も無く、
そしてリアルの日時が限られたとしても、参加できない事も無い!

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本文と写真は、特に関係は無いのです(笑)


ギョウカイ側、とユーザー側、できっぱり分けられがちな着物の世界。
いわばギョウカイ側と、ユーザー側と、それぞれが集まった二つの会だったかなと。
続けて拝聴してみて、作り手、売り手の会と、買い手、使い手の会は
やっぱり違うみたい?と正直に思った!
でもそれはサッカーの試合ならフィールド上と観客席のような違いで、全体として同じ
サッカーをプレイして、一つのものに関わっているのは同じなのかなあとも思ったり。
私も新之助上布に関わるまでは、「ギョウカイ」ってやつはいわば別世界で、シロウトには
手の出しようのない怪物みたいなもので(笑)とか思っていたし、新之助上布のショップ始める、
って時には、「ああそっち側に行ってしまうのか」的なコメントを頂いた事もあったなあ。

でも同じ着物に関わるのに、どちらかが不在とか、対立している、という構図に
なっちゃうのはどこかもったいないなって思ったんだ〜


作り手・売り手側に着る人の目線が欠けているとしたら、着る人・買う人の方にも、
作り手・売り手の現状への理解が欠けている、と言えなくもないかもしれない。
若手経営者の会の着物着用率が半分以下だったのを見た時は、おぉ、やっぱり
そうなんだ、もったいなーい!と言う気持ちにはなったけど、反面この人たちにも
こういったシーンで着られるしかるべき着物が与えられて無いのかもしれないな、とも
思ったり。現状の着物市場で流通している着物のほとんどが礼装・趣味もので、
さらに消費者から要望されているのは普段着で…であるとしたら、
お店にあるのはドレスか、デザインフルなスーツか、ジーンズってことじゃない?
レンホーやジョブスのような格好で皆が皆、ビジネスシーンに出ていけるかったら、
(そういう人いるし、いていいけど)全員は微妙かも…
比較的安価でシンプルだけど清潔感のある、「スーツな着物」があったら良いのにね!


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そして観客席の末席から現場に降りてみたワタクシめが、フィールドの隅っこから
垣間見たゲームの実際は、正直、老朽化と低利益により疲弊したプレイヤーと
あちこち痛みまくってる施設であったという事実…

作り手・売り手が売りたい商品を売りたいやり方で買ってくれる買い手は居なくなりつつ
あると思うけれど、一方で買い手・使い手が欲しい商品を欲しい価格や種類で提供できる
供給元もまた、居なくなろうとしているように見えるんだよね…。
確かに「高いから買えません」は正しい。古い時代の着物の方が高い技術と商品
バリエーションを持っている、という場合も確かに多い。
けれど海外での安価な人件費や資材を使っての大量生産、そして大量消費による
商品のバリエーション、安価な価格に慣れてしまう事で、思わず同じ物差しで
着物を測ろうとしていないだろうか、とか。
絶対的な市場規模の減少、そして同じ和装や、また和装以外の安価な商品と戦うための
単価の低下が与えるダメージって、もんのすごく大きいと思うよ…


どうしたら歩み寄れるのかな。どうしたら消えつつある技術や設備や人材を、
最大限残し活かして「欲しいもの」を作り続けていくことができるのかな?
そう考えてもこれ!といった答えが出なくてうーんと頭をひねってしまうのだけど…
問題は、悪の最終ボスを倒せば解決、みたいな単純なものじゃないんだよね。


その中で「関わり合う事」というのはとても良いヒントのように思えるのよね。

まずは自分が実際着物を着て楽しみながら、”こんな着物なら欲しいな!”を
新之助上布という形で作って、提案していく事で、何か見えて来るかなあっと
思ってみたり…ちっちゃいことから、こつこつと〜〜!



そして最近買った本がこちら。「伝統を知り、今様に着る着物の辞典」
大久保信子さんのスタンス、好きだな〜

posted by 湖藤 at 15:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 良くなれキモノッ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月26日

着付けという振り付け

お久しぶりです、てへ(笑)

先日、着物を着たら報告しまっせ!と大見得切ったにも関わらず、
何故か撮った写真を楽天フォトが読み込まなかったり、文章(と、言うほどの
分も書いていないんでありまするが、ちっとは頭使うのだ)を練るエネルギーが
日々の中で割けなかったりで、結局ひと月近く開いちゃいましたわ、とほほ…(汗)


さてさて…今日は元・ご近所のカフェ、朴さんでの着物着方教室。
以前からの方に初心者さんも加わってだったので丁寧ゆっくりレッスン、
気づけばたっぷり2時間半もやっててびっくり!
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2回目Sさんとツーショットで☆
初回に持って来られたお下がり着物のサイズが合わずちょっと苦戦したので、
もしや?と思って自宅で保管していたリサイクル着物を持って来てみたら、
サイズぴったし合った♪似合ってたのでそのままお譲りしました、うふふ。
やっぱしサイズの合う着物で練習した方が、楽だしね〜


3年目の着方教室、最初は先生って呼ばれるのも恥ずかしくて(笑)
今でもこれという裏打ちも無いまま分かったような事言ってて大丈夫か自分、と
思う事もあるんだけども…何とか務めさせて頂いておりまする。
しかし思うのは、「着ること」自体には、ちょっとしたコツなんかはあるにしても
やはり着物着るって言うのは知識ではなくて、身体の技なんだよなあ〜ってことかなあ。
頭で着るんじゃなくて、身体で着る、って感じ?


初めて着物を着る人の身体は、「巻き付けて着つける」という全く新しいルールの衣服に
戸惑っている。どう動くべきか、着物にどう寄り添うべきか迷っているのだよね〜。
だから容易に崩れるし、着物がどこか、「添わない」感じ。
でも同じ型を何度も繰り返すうちにその戸惑いが消えて、動きに迷いが無くなる。
そうすると不思議と衿元が落ちついて衣紋が抜け、まるで真空パックのように(笑)、
着物と身体の間にあった無駄な空気が抜けて、着物と身体が添ってくる。


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カフェの店内。落ち着くな〜

ほんと不思議だけど、でもお教室に来てくれた何人もの方で同じ事が起きるのを見たから、
ああそういうものなのかな〜と。私がしているのって基本の動きを伝えることと、
着る人に着付けの邪魔になる癖や無駄な動きがあれば、ベターな方法を考えて提案すること。
でもやっぱり最終的には着る本人が、ベストな動きを見つけて行くんだよね。

一人ひとり、骨格や肉付きは違う。だから正解の動きも、多分違う。
着物の着方には正解は無い、というか、正解は着る人の数だけあるのかも。


自分が最速で着物着る様子を動画で撮った事があるんだけど、あとでその動画を見返したら
襦袢から着物着て、帯を結ぶ一連の動きはさながら何かの振りつけのようでびっくりしたのよね〜
動画を見た方から「何でこんなにさささ〜っと着れちゃうの…!?」とコメントを
頂いたりもしたけれど、流れるような動きには我ながら感心した(笑)


それぞれが持つ身体のリズムに合わせて、ダンスを踊るように着つけていく。
もちろん着物や帯の素材やサイズが違えば、また違うメロディーがやってきた!って感じで♪
そんな風に着付けを考えるのも、面白いかも〜
着付けという振り付け、(慣れないうちは特に)イイ運動になりますぞ(笑)



私はちょっと手助けするだけ!とはいえ、着物初めてさんからは着物と帯の取り合わせとか、
お手入れ法とかの疑問を聞かれたりして、メンター的な役割をせざるを得ない部分もあるので…
本で読んだところによると、とかこんな話も聞くよ、程度でもちっとはお役にたてるように、
図書館の着物コーナーの本はほぼ全部?ってほど読んだし、今でも新しいの出てると借りて
勉強するようにしてる〜。大久保さんの着物感好きなので、これは気になる!
借りずに買って愛蔵でも良さそうだ♪

>
読んだ着物本の中でもこれは愛蔵!って思ったものは買って家に置いてある訳なんだけれど、
これはオススメッ!着物の基本をイラストいっぱいで紹介してくれてるんだけど、
ほんとに感動するほど細かいところまで書き分けられているの〜。
普段着と洒落着の裾の高さや帯の表情がちゃんと違ったり、夏の浴衣のシーンでは
おばあちゃんがきりっと足袋履いてたり…
ある程度知識が付いてからも、まにあっくに楽しめます(笑)


posted by 湖藤 at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 良くなれキモノッ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月19日

夏のふだん着に、こぎれい感のある浴衣モード

前回麻の着物を襦袢なしで着ておりましたイケナイ子でございます、ゲフン。


しかし思えばワタクシ、毎年夏になると普通の浴衣にとどまらず、しじら、綿麻、麻…と
本来「浴衣」には分類されない単衣の着物までも、襦袢なしの浴衣スタイルで着ちゃう☆
っていう反則(?)技をしれっとやらかし続けておるんであります、てへ。

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ブログ読み返して見ると、09年、すでに着物2年生時から浴衣モードでお出かけ。
(↑は綿麻の浴衣&夏帯角だし)飲み会行った時かな。
img14909de2zik2zj.jpg こちらはお買い物。


というのも、浴衣モードで着ると、涼しいのよね〜
「夏の着物は、目に涼しいのが一番。自分が暑いのは当たり前」的なことが本に書いて
あったりするんだけど…いや自分が涼しいのも、大事だし、と(汗)
作り衿も試したことあるけど、真夏になると、衿一枚が暑い!真夏に浴衣モードを
実行した際の衿なし、足袋なし!の涼しさは、いやこれ何ものにも代えがたいのでございまして。


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もちろん涼しいから〜☆とどこまででも浴衣モードで突撃できるわけもなく、
自分の中の線引きとしては衿なし&足袋なしは近所の買い物とか散歩とか、
良くて地元での電車数駅程度、な行動範囲での適用かなあ。
洋服でのTシャツ&短パン&ビーサンで行ける範囲、なイメージで。


で、今日どこでお祭りなの?って思われるのも申し訳ないし、涼しくてもだらしなく
見えるのはやっぱしいくないと思うので、ちまちま気を付けながら。

・市販のキラキラお祭り系浴衣は敬遠
・中は基本下着と肌着なんだが、ひざ丈の浴衣スリップなんかで、透け過ぎないように
・衿元がゆるくなると途端にだらしなくなっちゃうので、伊達締め(←暑い)は省いても、
胸元のコーリンベルトは出動
・でも本気でびっちり着ると暑いので、衿は抜き気味
・帯は綿麻兵児帯や、半幅ならちょっとよそいき顔になる変わり結びを選んだり、
ちょこっとこでかけなら八寸を角だしにしていたり

ちなみにホントに着物着てから帰ってきて、ぶわーっ!ってシャワー浴びてから
着替える時とか、もうお外には出ない、と決めて着る時のまさに「ユカタビラ」は、
もーっとぐだぐだに着ます…。下着に直、とか、腰ひもオンリー、とか帯なし(笑)とかとか。
ほんといっちばん涼しい!と思うんだが、人様にはお見せできぬ…たはは。


洋花ドーン!!とか、蝶にラメキラキラ〜☆なんていうお祭り浴衣が巷にはあふれていて。
毎年見る店頭での提案のほとんどが、そういうのに衿付けて足袋履いて、レースや飾りひもや
なんやでデコって、要するに着物風に着ましょうよ、っていう感じみたいなんだけど。
私からするとわざわざそんな暑いことせんでも(汗)
それよか「こぎれい感」のある浴衣モード単衣の方が、個人的には自然だし快適かなーと。


あ、別に”皆さん、夏は衿なし足袋なしで!”的新(?)スタイルを提案したい訳では無く(汗)
着物風浴衣を否定してるんではないし、夏着物をアンチする訳でもないんだけども、
お祭り浴衣を着物風にデコってお出かけモードにする浴衣と、本格的夏着物の間くらいに、
「お出かけ感の出せる何の変哲もないふだん着浴衣」があってもいいんじゃないの、みたいなね…

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ま、しかし夏着物と浴衣はやっぱしどこかで分かれている方が気分が良いもので。
(だってどっちも夏しか着れないもん)
どーしても手持ちの駒が少ないので、着物が浴衣になったりと色々混同しがちではあるんだが、
出来れば「お祭りじゃないんだけど、普段に着る用」の浴衣が欲しい今日この頃っ。
きっぱり!紺白の浴衣とか、魅かれるんだよね〜☆



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こういうシンプルなの、持ってないんだな〜
あくまでイメージデス。

3年目でくたくたになっちゃった阿波しじらを買い替えたい気持ちもあるんだけどな、
とか思いつつハイムラヤさんをのぞいてみたら、抜染柄が大充実しててあわわわー。

posted by 湖藤 at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 良くなれキモノッ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月12日

ビシっとしきたりも、たららんと自由も

先日ツイッターのTL上でちょこっと話題になったことから…
「一つ紋(抜き紋)付きの色無地は、カジュアル使いできるのか?」


東京の色無地屋さんが、「白抜きの一つ紋なら、カジュアルにも着られます」とおっしゃった
のに対し、白抜きの一つ紋はカジュアルにはNGなんじゃない!?という着物ユーザーさんの
声が起こり…どうやら紋つきの色無地の格感に関しては、地域差?みたいなのがあるようで、
関東方面では抜き紋でもカジュアル使い(日常着ではないと思うけど!)OKみたいだけど、
関西方面の人はそうは感じないらしい…っていう事だったみたい。


で、私は?と言えば…
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親族の結婚式へ。この時は両家の親族誰も留袖を着ないかもという噂があり、
一つ抜き紋つきの色無地に袋帯にしていったんでした。

やっぱし関西在住だからかな?白抜き紋の一つ紋付き色無地は、やっぱフォーマル着なイメージ…
日常の洒落着としては、着ないかなあ?紋つきでセミフォーマル〜カジュアル使い兼用にするなら、
抜き紋じゃなくて縫い紋ってイメージかなー、とは思っていたんだけど、
でもそれが正解よ!っていうほどの確信も持って無かったんだよね。
私の感覚と近い感覚の人も、そうでない人も居て。
改めてフォーマルのルールって地域差があるんだなあ〜と実感…

先日はブログのコメント欄で、喪のシーンの着物についてどう思うかたずねられたけれど、
色無地の事と同じように、私の見解がどこでも通用するかどうかは分からないと思ってるのね。



「ちくちくきもの」ではふだん着物の話はよくするけれど、
ハレの日の着物のルールについて記事を描くことはほとんど無かったような。
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ま、あんまりハレの日の着物を着る機会が無いって言うのもあるんだけどもねん(笑)

私は着付け教室なんかで専門的に勉強したことは無いけれど、ここ3年くらい実際に
着物着て得ている経験値はそれなりにあるかとは思われるし(主に木綿やウールだけど、笑)
図書館の着物本は片っ端から読んでるし。
着物着てみて得た着物感?とか、色んな本で読んだ知識とかをもとに、
私ならこのシーンでは手持ちの着物のこれを着ればいいかな、という考えはあるけれど。
だからってフォーマルの着物はこうだ!と語れるかったらそうでもないなーと思ってて。

だってお偉い着物のせんせが書いたような着物本でも、フォーマルシーンのルールに
関してちょこっとづつ違いがあったりするんだものね…
色無地の紋の事もそうだし、江戸小紋の格とかさっ。あと帯コンボ発生時の格とか!
○○の着物に○○の帯でどんなシーンまで対応できるとか、そんなの染めや織りの種類もあるけど
見た目の豪華さ、なんてのも判断基準になるんだから、絶対これだっ!なんて
正解言いきれないもんね〜…ま、着てたら何となく、臭いで分かるよ、程度の事で…


大学の時に日本の祭りを研究してるせんせのとこに居たけど、
ハレの場って言うのは集団で生み出すものなのだよねん。ケ(日常)の場に居る人たちが、
非日常のハレの場に移行するには、何かしらの縛りが必要になってくる。
例えばどこかに籠るとか、何かを食べないとか、これこれこういう儀式をする、とか…
大学の時は学生演劇もやっていたから、祭りじゃ無かったけどケからハレに移行する過程を
自分でも体験することが出来て余計にそう思うようになったんだけど。
で、多分衣服の場合は着る物にルールを設けることが縛りになるんじゃないのかなあと。
皆で同じドレスコードを守ることで、ただの着る物が、非日常の衣装になる。

礼装シーンの着物にルールがある意味って言うのはそこにあって、
そしておそらくそのルールや感覚は地域や集団ごとで違うんものだと思うのね。
それぞれの集団の縛りを無理に全国統一するのはあまり意味が無いし、もちろん
一人だけ新しくマイルール適用!っていうのも意味が無い。
だって一人だけ違うと、一人だけ違うハレ場を作っちゃうからね…(汗)


本とかネットとかの情報も便利ではあるし、分かりやすくもあるんだけど、
地域のルールや、他の参加者さんの様子を見ながら、臨機応変に対応するっていうのも、
また必要なんだな〜。ま、そんなこと言うと難しいから、着物経験値が足りなくて
判断できない!と思うなら、自分に近い、物知りな人に聞くのがイイ!って感じ?
下手にネットで聞くと、時空を超えて違う見解が集まって逆にややこしいかもねという(笑)

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一方で、ふだんの着物は自由でいいと思ってる。
だって洋服でもそうでしょう?
自由なケの衣服があるから、ルールのある服が、ハレの衣装になれるんだもの♪


ビシッとルールもあって良い、てきとーな自由もあって良いと思うのでありまっす



>
ふだんの着物着始めるきっかけになった本。
着物着るのに必要なのは、気合と、きものメンター(助言者)である、って書いてあって、
着初めのころは気合は分かるけど、メンターが必要ってどういうこと…?って思ってたんだけど
最近はメンター大事だなぁと思う訳ですよ。うんうん。

posted by 湖藤 at 09:36| Comment(14) | TrackBack(0) | 良くなれキモノッ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月12日

アウトレットで売るという事

またまた放置でしたな…
最近お仕事もありーの、自転車も買いーのでちょっと着物から遠ざかっておりまする(涙)
着物で自転車乗る方ってフツーにおられるし、前掛けとか袴があれば乗れるっぽいんだけど
小さい頃子供乗せ自転車から落ちて、膝のキズが中学くらいまで残ってた事もあり…
自転車の二人乗りって、基本怖いのでより機動性の高い洋服で(汗)
4月から保育園が決まったら、送り迎えが自転車になるので練習しとかなくっちゃなのだ!

そんなわけで、着物も週1〜2程度。当分はこんなペースかなあ…(涙)


さてさて、今年の夏滋賀にもアウトレットパークが出来まして!先日実母と行ってきましたの。
写真撮り忘れたけど、着物だと試着できないことが分かった(笑)のはさておき…
アウトレットって最近いーっぱいできていて、レジャー感覚で行けるよね〜
こんなにいっぱいできちゃうと、並んでいるのもB品とか訳あり品ばっかりじゃ無いとは思うけど、
やっぱ”訳あり品”ってなると、お安いんだなあ。

アウトレットパークに行かなくてもネットショップなんかではそういうちょいキズあり、
とか在庫品、なんていう訳あり品をお安く売るお店があったりして。
私も先日パソコンの周辺機器のメーカーさんショップでイヤホン買ったんだけど、
店舗からの引き上げ品らしくパッケージはちょっと汚れていたものの、中身はフツーに使えて
300円くらい!あとで店頭で正規の値段を見たらびっくりしちゃった〜


こうやってアウトレットとか、訳あり品セールに慣れちゃってたので、
「B品はお安く売っているもの」というイメージがあったんだけども…
新之助商店に通うようになってから、あ、それだけじゃないなと。

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最近検反(織り上がりの生地にキズがないかチェック)したり、下働き化中(笑)

新之助上布も、織ればどうしてもキズものが出ます。
洋服地ならキズを避けて切ったり、キズ分だけ値引きをすれば良いので、織った分まるごと
ダメになる事はないんだけど…着尺の場合はどうしてもまるごと使う事を想定するから、
一か所でも目立つ所に大きな織りキズがあったりすると、正規の反物としてはNG。
しかも麻って糸が良く切れるから、キズが多いんだ〜(涙)
私が今年ウェブショップ用に織ってもらった反物なんて、9反織って使えたの3反だけだったもの…

んじゃ、そのキズ反はいずこへ?という話。

B反ですってことで激安価格にして売れば、買う人絶対居ると思うんだけど。
もし9反織って6反がキズになったとして。キズ分を激安B反価格で売ったとしたら…
残りの3反で9反分の利益を確保しなくちゃならなくなるよね。
そしたら今の正反価格ではとてもじゃないけどやってけない(涙)

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検反に合格した反物は、最後に巻き巻き。

だって糸や染め賃、織りにかかる費用やそこまでの手間は、キズ反も正反も
同じだけかかっているのだもの…最後にキズが見つかるか、見つからないかの違いでね。


そんなわけで…
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この子の兄弟が、

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こんなとこにいたり(笑)


糸から染められ、丁寧に織られ、そして最後まで人の手で検品されて。
検反までやってきた生地を手に取るとここまでよう来たなっ!って思っちゃう。
でも最後の最後にキズが見つかって、正反としてはお嫁に行けない子もたくさん…
自然とどうにかこの生地、生かせないか!?って考えるんだよね。

そんな子も別の商品に生まれ変わって、正反で着物になれた子と一緒に使ってもらえたり、
いきなり反物はちょっと…というような方へのきっかけになれるんなら。
キズ反にはキズ反の生きる道があるんだなあ♪


もしかしてアウトレットで売りさばいちゃうって、最後の手段なのかもしれんな…と思ったり。
着物の世界にもB反や流れ品のような”訳あり品”の激安販売って多いけど、
その分正反の値段が高いのか、誰かが利益を得られないまま喘いでいるのか…
買い手にとってはお安く手に入るって単純にありがたい事なんだけれど、
もしかするとちょっと不自然な事じゃないかしら…?と思ったりする最近なのです。


商品と値段、の向こうにあるものを見ながら買い物したいなあ…!



ここでイヤホン買ったんだけど、いやしかし安くてびっくり。
このメーカーさん正規のショップも楽天内にあるんだよね…正規商品がちゃんと売れてるから、
アウトレットで売っても利益確保できるんだろなあ。すごいなあ。

ちょっと前から”訳あり”でお安いスイーツとか食べ物多いよね〜
チーズケーキの端っこも、出てきた当初はなるほど〜!と思ったけど、最近そんなに
端っこあるん!?っていうくらい端っこチーズケーキの詰め合わせが氾濫しているような!?
端っこ専用に焼いてたりしてね…(笑)


posted by 湖藤 at 10:21| Comment(4) | TrackBack(0) | 良くなれキモノッ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする