2009年10月03日

着物のルールを外すなら、確信犯がいい

昨日の記事には皆様のご意見を頂きまして有難う存じましたっ
「紬でざっくり=ほっこり秋冬」と思った自分の感覚が思いっきり裏返されたので
自分の着物感覚を疑いかけましたが、結構夏っぽくないよね的な意見が多く一安心。ほっ。

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しかし古着屋のおばさまも、お商売でお着物を扱っておられるのだから鑑定眼(?)は
確かだろうと思うし嘘はおっしゃっていない筈。やっぱ夏帯なんだろうかな〜と思いつつ、
でもほっこりした感じだしな〜と自分の感覚的には何となく腑に落ちない感じだったのですわ…
まあ着るものなんだから、好きに着ればいいんだけどね。…っていつも書いているような。


ただ「外す」なら、故意に外したいなと。

個人的には着物の「しきたり」って、盲目的に守ればいいってもんでもないとは思うが、
なんでもかんでも壊せばいいってもんでもないと思ってて。
何てかこう、ただエキセントリックに装えば賞賛される…みたいなのって、
着物以外のことでも受け入れがたい性格だもんですので(汗)
外すなら、「知らなかったんです、というか外れてます?」よりも、
「知ってますけど、こういう風にしたいからわざと外してます」っつう確信犯の方が好き。
…毎日そこまで深く考えて着てませんけど(笑)そういう姿勢でありたいという。


鵜呑みにするのも食わず嫌いもヤだから、まずは実際着物を着て自分の着物感を鍛えて、
知識も付けて。その上で自分の感覚で色んな「決まり」を取り入れるか否か
判断すればいいじゃんって思っているんだ…
フォーマルの場ではそのしきたりを守ることで非日常の空間になるって面があるから、
「その地域で今一般的に通ってるルール」を無理に外すのは妥当じゃないと思うけど。


例えば実際着てみてこういうことかなーと思っている「キマリ」。
って個人的にこう思ってるってだけで、ほんとは違うのかもしれんが…

着物を着る時に滑らせるように着るのは、見た目がおしとやかだから、とかじゃなくて
着物の生地や縫い目に変な負担がかからないように。
(なので普段のミシン着物のときは省略してガツガツ着たりしてますが(汗)
帯を結ぶ時に折り紙を折るように結ぶのは、帯に変な負担がかからないように。
(逆にぎゅっとひと結びするやり方は、帯がビシッと決まる利点があるんだろうと思う)
いい帯をお太鼓で結ぶのは、変わり結びよりも結ぶところが少なくて帯が長持ちするから…

おはしょりの人差し指一本分の長さは下半身をすっきり見せてくれる。
衣紋がこぶし一つ分空いてると、程よく肌を見せつつ首も長く見えるみたい。
裾すぼまりの着姿はやっぱ小尻に見えて格好いいし、手首のくるぶしが程よく見える
くらいのちょうどいい裄丈は手をすらっと見せてくれる。

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や、別にこういうわけだから皆さん従いましょう!とかそういうのじゃ無いっす。
出来てないと失礼とかいう話じゃないと思うから、普段は突き詰めない…
実際問題普段は全然出来てない(笑)おはしょりの長さなんか腰ひもの位置優先だから
毎回まちまちだもーん。

衣替えだって普段の生活の中ならそれほど気にしなくてもいいんじゃないって思ってて。
ただ真夏にロングブーツ履いてたり、真冬にノースリーブ着てる人いたら、
何か見てるほうが暑苦しかったり肌寒くなったりするもんね…だからちょっとは
気を使ってってことですが…(着物は特に、こうあるべきって思われている節もあるしね!)
とはいえちょっと暑いから早めに夏物、とか、風が冷たいから早めに秋冬物、みたいな融通は
歓迎すべきこと、というか当たり前じゃないですか?って類の事じゃなかろうかと思うの。
帯や半衿のほうが一足先に季節を先取り、とか言うのも○月のこの頃から〜とか
難しく言われると「キマリゴトめんどくさい!」ってなるけど、良く考えてみれば
夏のカットソーにショールプラスして秋気分、とか洋服だってやってることだったりして。

花盛りにその花の着物着ちゃったり、なんていう野暮も時にはいいかもしんないと(笑)
(ひまわり畑に全身ひまわり柄のワンピースの人いたらさすがにトゥーマッチ!
と思うので、やっぱりオサレ的には被らないように先取りするのが無難だろうと思うが)


大体のキマリは着りゃ判るし、意味が判れば時と場合によりここは守ったほうがいいのか、
それとも普段なら外してもいいのかなんて簡単に判断付くんだけど、
さすがに半衿と足袋は白しかダメとか、木綿ウールで出かけられるのは徒歩圏内までとか、
帯揚げ帯締めの色は揃えろとか(私、帯揚げ使ってませんけど!?)…それ何で?と
聞きたくなるキマリもありますな…そういえば以前mixiに、「正しい着付け」を
身に着けなければ、自分らしい着崩しなんてできません!と書き込んでいる方もいたわ…
「正しい」着付けって何だろう…(謎)

それに今回の「透けない夏紬帯」が加わりましたなっ。うむー。
今度呉服屋のおっちゃんに会う機会があったら聞いてみなくっちゃ!
すっきりしたら、確信犯で使うこととしよう♪(まずは仕立て)


いやまた着物2年生、まとまり無い上に青臭い記事を書いてしまった…
ケモノミチな着物道でござんすが、まだまだ楽しく勉強でございまっす♪
着物は、着るものっ!



知識としてはやっぱ押さえておかないとね…と思ってこういうルール本?的な本も
図書館で借りて読んだりするんだけど、細かいとこは本によってまちまちだったりしてね。
あんまり読みすぎると何か訳がわかんなくなってくる(笑)


今これ読んでます。宇野千代さんの。グラビアで宇野千代さんの着物もいっぱい載ってて、
読むのも見るのも楽しい〜。宇野千代さんの着物センスは好きだなあ。


posted by 湖藤 at 08:42| Comment(6) | TrackBack(0) | 良くなれキモノッ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月02日

帯の衣替えがわからんちん

世間では袷の季節到来の様相ですが、わたくし基本ウール木綿の単衣生活者なので
衣替えは体感温度優先!ってことでご縁無し。当分は木綿単衣かな〜。
袷持ってるけどポリだし蒸れるし…も少し寒くなったら、ぼちぼちかしら(笑)


さて先日近所の古着物屋さんで帯を買いましたの…

商店街の中にあるお店なんだけど、帯は1000円〜、着物は300円〜と
びっくり価格!ってもこの価格帯のものはシミなんかのダメージがあったり、
帯なら化繊だったり着物はウールだったり…とちょっと普通の売れ筋(?)とは違う
商品中心で、もちろん正絹の良いお着物や、袋帯など良いお品はそれなりに良いお値段。
ただ私は正絹のいわゆるアンティーク着物系には需要がないし(笑)普段使いの帯なら
多少ダメージがあっても見逃せるので、ちょこちょこ寄ってはお店のおばさまと
お話しながら、1000円コーナーを掘り掘りさせていただいているのだった。

この日はお宝を掘り出した♪
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わーキレイな柄っと取り出してみたら未使用品、というか未仕立て品(!)

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八寸なごや帯、かな。テはふつうにあって、お太鼓をかがる仕様になっているらしい…
締めやすそうなぱりっとした正絹(西陣の証紙あり)で、ダメージも特にないみたい。
わーこれ買おう♪と心が決まったところで、おばさまから一言。
「これ、夏帯やからねえ。9月いっぱいくらいまでかな〜」


にゃにー!
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これ夏帯なんですか!!
確かに紬のざっくりとした織り…紬の夏帯があるとは本なんかで読んでたけど、これなのかっ
なんつうかこう、自分としてはざっくりした風合いが秋冬っぽいと思ったんだけどなあ…(汗)
言われなかったらばしばし秋に締めるところであったわい。
季節はずれだからお安くなってたのかーと思いつつ、気に入っちゃったのでそのまま購入。


うーむしかし、帯の衣替えって判らんな〜
帯って着物みたいに仕立ての違いで季節が変わるわけじゃないみたいだし、
(八寸単なんか年中使えるもんね…)基本的には素材と織りの種類?で衣替え
するみたいなんだけど、織りや素材ってのがやたら一杯あるんで覚え切れなーい。
本とかネットとかで調べても、なごや帯と袋帯の違い、とか九寸なごやと
八寸なごやの違い、とかは出てるけど素材による季節感までは書いてないのが多い…

で、個人的には「透け感があるかないか」で判断すればいいのかな?と思っていたのよねん。
紬にも普通のと夏紬とあるらしいとは聞いていたものの、夏紬も透ける(か、透けそう
なくらい薄手な織りか)んだろうと。


う〜ん、今回のが夏紬だとすると、
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これもかなり似た感じのざっくり紬で、むしろ今回よりも薄手の八寸なんですがのう…
もう絶対色的に秋だと思って夏は仕舞ってあったよ。むむー。
締める機会逃した?うへっ。


うーん帯の衣替えわからんちん!!


ちなみに私のうろ覚え帯の衣替え知識を以下に。間違ってたら教えてくださいませませ。

・袷の時期に締める帯
塩瀬(染め帯とかにつかうの)・縮緬・普通の紬・他○○織りとかわかんないけど
生地のゴツイの
→特に冬に縮緬締めると良いとか聞く。ファーアイテムは真冬に、的な事か?

・単衣と夏物に締める帯
絽・紗・麻・夏紬←NEW
→着物よりも一足先に衣替えするとオサレなんだそうな。さらにどっちかってと
絽よりも紗が盛夏らしい。で、主にスケスケの素材(だと思っていたんだけどなあ)

・通年
博多とか、しゃきっとした八寸単の帯
→博多もスケスケの夏用の織は夏専用らしい


夏帯って夏帯もってなかったから、これはこれで良かったのかなとは思いつつ、
まあこういう着物の細かいしきたり系は、正解がわからない人のほうが多いので、
夏以外にもこっそり締めちゃうかも…(笑)
や、仕立てないとだから縫わねば〜〜と思っているうちに来年の夏になるという可能性も!?
大いにありそう…



こういう透け感あるやつだとおもってたんだけどなあ〜

posted by 湖藤 at 14:32| Comment(16) | TrackBack(0) | 良くなれキモノッ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月20日

着物はファッション、だけでいいんでしょか

「キモノはファッションです」というキーワードに限界を感じる件…

着物はファッションです!って良く聞きませんか。
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和テイスト(?)も人気みたい。手ぬぐいとか流行ってるもんねー。
近くのスーパーにも「和雑貨コーナー」ができてたわん。


これって洋服に押されてすっかりフォーマル一辺倒、もう別世界の服?になっちゃった着物を
普段着の世界に取り戻そうって事だと思うんだけど…しっかし私だけなんだろうか、
「着物はファッションです」と言い切られてしまうと、微妙に限界を感じてしまうのは。
や、オサレなのは大事。
何で着物を選んだのか、って言われて、「かっこいいから!」ってのは非常に大事だ。うん。
そういう単純明快な動機でやってきた人のほうが、結構自由に着物を
楽しむんじゃないかしらとも思ったり。
大体私だって「着物って、何かいいよね〜」程度の気持ちで着始めて、おぉ、楽しい♪
と着続けてるうちにこんなことになってんだから…何も高尚な哲学があって
着物を始めたんでござる!なんてのじゃないもん。全然。


オサレなのは大事だ。大事なんだけど…大事なんだけど何だろうなあ、
ファッションファッション言ってたら、いつの間にか洋服と同じリングに上がっちゃって、
そしたらソッコーでノックアウトされちゃうんじゃないかしらんという危惧。
ほんとは異種格闘技なのに、あれっ、なんでそこで戦う!?みたいな…


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着物って…メンドクサイよ。

着物だと価格や色柄のバリエ、手入れの簡便さという点でポリのプレタのなんかが
かなり洋服化(?)してきているように思うけど、その方向でばしばし突き進んじゃって、
ほんとにいいのかなーと。「洋服と一緒」だったら、むしろ洋服でも良くなくないですかと。
一着の値段だって、手入れの手間だって洋服の方が気軽だし、デザインのバリエ多いし、
そもそも着る作業なんて被るだけだし…買うのも着るのも気楽だわ洋服って。
下着とか靴とかが窮屈になっちゃう奇特な人間(それは私)もたまにはいるけど…
普通そこで洋服を諦める人は皆無でせう(笑)


私、着物には別のリングに上がって欲しいと思うんだ〜
私は服の専門家じゃないから、ファッションの本当の意味とか知らないけど、
「ファッション」って聞くと流行の…とか、みんなが着てる…とか、
新しい、お洒落な…って感じがする。って一般的な感覚だと思うんだけど、どうかな。
で、そもそも今の日本の洋服って、生地も縫製も外国の人を安い人件費使って作って、
安価な商品ばんばん出して今年はこのデザインが流行り!とか、このアイテムで今風に!って
どんどん買わせて…まだくたびれて着られないって程じゃないけど、数年前の服は
なんだか着る気にならないな〜みたいな。大量生産&大量消費を地で行ってる感じ…
この方向自体どうなのよと。アパレルも売れなくなってきてるらしいけど。


洋服でも今オーガニックコットンとかが注目され始めてるよね。
前はオーガニック製品っつったらほんとに白いだけのTシャツ、とかうーん、オサレ…?
みたいなのだったけど、この秋は無印良品でもオーガニックコットンの服が出る♪

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オーガニックコットン使用のジーンズとか…惹かれる〜。
栽培に手がかかる分ちょっと高いけど、そっち選びたいと思わせる付加価値があるよね。
値段が張るのは毎年服を買い換えていたのを、ベーシックなデザイン選んで長く着る、
というような着方にシフトすれば解決できるし。
環境問題がクローズアップされてきて、エコ視点な商品がたくさん出てきて。
みんなが買おうと思えるようにオサレ度も上がって…その分何でもかんでもロハスって
つけときゃ売れるぜ!みたいな頭悪い商売も出てきちゃったりするけど。
でもでも買い物の選び方賢く変えてきてる人は、確実に増えてると思うんだ〜
そういう人は「オサレ」だけでは買い物しないと思うの。
エコはファッションだけじゃなくて、ライフスタイルでもあるからねん。
見た目オサレ、以外の価値も大切にするから、そのためにちょこっと出費増加とか、
手間増えたりとか、「カッコ良くないこと」も厭わない。
というよりむしろそういう無駄とか手間とかさえ「スローライフ」って言って
楽しみに変わっちゃったりね。


形が直線だから、ちょっと着づらい。でも着方でサイズの調整が聞くし、体型の
コンプレックスだってカバーしてくれる。デザインが一つしかないし、洋服みたいな
流行りはほとんど無いけど、その分自分が美しい!って思う布を選べばいい。
反物から手縫いで仕立てるなら、後々のサイズ直しや他のものへの繰り回しも…
着物って、見た目オサレなのは一番だけど、それと同じくらい着物がある生活、とか
着物という価値観(?)とか、そういうのも魅力だと思うんだ。
だから、「キモノはライフスタイルである」、の方がいいな〜と思う今日この頃。


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まっ、ことさら難しくキモノはこういうもんだ!とかこういう風に着ないとダメ!なんて
アレコレ根拠のようわからん決まりごと言われたりするのはごちそう様だし、
着物=正絹、になっちゃうと手入れに手間とマネーがかかりすぎで現実的じゃないんだけど。
着物は着るもの、洋服と同じ、「服」でっせ!というのは基本姿勢として。
難しく考えずに着ちゃうのが一番ですっ!




おぉー、オーガニックコットンの着物!
色々見かけるオーガニックコットン商品って、使用率が書いてなくて全部なの?混ぜてるの?って
書いときゃ売れるぜ!な怪しさを感じることがあるんだけど、これは100%なのかしらん?


posted by 湖藤 at 09:06| Comment(11) | TrackBack(0) | 良くなれキモノッ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月08日

着物ってコンプレックスフリーな衣服だ。

ぜんっぜん自慢とかじゃなく、学生時代と卒業後数年、売れないモデルをやっていたことが。
スチール(写真)は最強に苦手で、ヘアとか、ウエディングとかショーのほう。
今思うとひー!黒歴史!!って感じなんだけど、貴重な経験をさせて頂いたと思う…
でもあの頃は精神的にも身体的にもぼろぼろであったよ(笑)
元々3年で先が見えなかったら辞めようと思っていた3年目にダイエットのし過ぎで
排卵が止まって、仕事も全然だし、こりゃ潮時(?)だなと思って就活して辞めたんだ。


で、何の話やねんという…
コンプレックスの塊みたいなもんだったのよね。自分。身長が高いこと自体は悩みじゃ
無かったんだけど、とにかく骨格がごつくて太っているのが嫌で嫌で!
背中にジッパーでもついてたら、じーっと開けて身体を脱ぎ捨てたいと思っていたくらい(笑)
で、モデルに挑戦しようと思ったのも声をかけてくれた人が居たってきっかけは
あったけど、一番はそのコンプレックスをどうにかしたかったからで。
今思うと「痩せたいから痩せ至上の業界に飛び込む」なんて攻め過ぎた感があるが…
10kg近く落としたかなあ?それでもモデルの平均からしたら、太っちょだったが。

果て無きダイエット戦線。はまりましたなあ、悪循環に!
思い返せば過食と絶食繰り返したり、ひどかった。うん。ダイエット食品系にも
大分散財したわ…。ま、あの時期があったから、今があるんだけども。
モデル辞めてから7〜8kgか?ぶり返して、結婚して子供産んで産後痩せして、
結局今はちょうど中間くらい…ちょうど今が「標準体重」ってやつ。


かつて程ではないが今でも洋服着ると、自分の体にダメだししてしまうのよね〜。
二の腕の太さが気に入らない、ジーンズがきつくなってへこむ、腹に締りが無い、
この洋服の丈がも少し長かったらすっきり見えるのに、袖の広がりがもっとこうだったら…
やっぱり「理想とするライン」があって、それが自分の体のラインとは違うから。


でも着物は違う。
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着方でどうにでもなるもんね。キレイに見せようと思ったら、大切なのは服のカッティングでも
着る人間の身体のシルエットでもなくて、どう着付けるかの「技」だもの。
あっ、技っても自装の技は知識とか技術とかだけじゃなくて、
「どれくらい、自分の身体のこと判って、身体に寄り沿うように着られるか」っていう。
着物なら、知恵と技さえあれば、どんなコンプレックスも「ステキ」に変えられるんじゃ
無いかって思うんだ。垂れる胸も、痩せるデコルテも、贅肉に蝕まれる腰まわりも〜


着物着始めの時には思いも付かなかったことなんだけどね…
だって着物も「目指す出来上がりは共通」だと思っていたもん。
ほんとは一人一人、一番似合う着姿って違うのに!
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着物や帯ってみーんな同じ形なのに、

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「着方」で全然違うもんなあ。


今の洋服はプレタポルテが当たり前。昔は身体に合わせたオーダーメイドもあったろうけど…
もちろんパターンは「標準的な身体」に合わせてあるし、それを着てオサレさをアピール
するのはそれこそスタイル抜群の歩くマネキン=モデルちゃんたち。
だから洋服を着るための理想の体は10代〜20代前半までの、細身でナイスバディな
若い子のプロポーションだってことになる。年をとっても若い頃のスリーサイズを
いかにして保つか!ってのが勝負になって、ラインが崩れたら、負け組で。
若い子だって「痩せてプロポーションがいい」「モデルみたい」ってのが理想だから、
皆、ダイエットに励むんだよなあ。


身近なとこに、自分の身体を否定しないで着られる衣服、
コンプレックスフリーな衣服があるんだけどなあ〜着てみて欲しいなあ、着物♪
着物着るようになって、エイジングがアンチじゃなくなったように思う。
身体の変化は素直に受け入れていきたいと思えるようになったかな。
例えば出産で垂れた胸もお腹の妊娠線も、自分の体ががんばった証だなあと…
洋服着てたら絶対へこむとこなんだけど、垂れた胸とか逆に着物着るには好都合(笑)
曲がった背中でふにゃっと着物着てるおばあちゃんとか、いいもんなあ。
年を重ねた人が地味な色合いの着物に、控えめな帯のコーデしてるのも、
何をどう頑張っても若造には出せない迫力というか、魅力がある着姿だよなあ。


でも普段着物(浴衣でさえも!)もビシッと!とか、キレイな着姿のためには
補正で茶筒体型にするのは必須です!とかいう風潮もある…確かにそうすると簡単に
キレイな着姿になるとは思うんだけど、それって何か勿体ないし、残念な気もするなあ。
他装や礼装の場面ならアリだと思うけれど、普段着はもっと色々のほうが楽しいのに。
これって洋服の価値観が着物に入ってきたからなのかしら?
着物って、ほんとはもっと自由な衣服なのにね!



今じゃあ置き換えダイエットって色んなとこが出してるけど、
10年くらい前はマイクロダイエットくらいしかなかったように思うなあ。
マイクロも使用方法に「忠実に」実行すればちゃんと体重落ちるけど、飲むのやめると戻りがち。。

こういうダイエット系のサプリメントも必死で飲んだ。
太る原因って、身体の空腹じゃなくて、心の空腹なんだよなあ。今もストレス食べしちゃって
太ることあるけど、無理に止めない。止めるとストレスになって余計やっちゃうから、
様子見して落ち着いてから、困ることにしておりまっす(笑)


posted by 湖藤 at 09:13| Comment(31) | TrackBack(0) | 良くなれキモノッ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月05日

着方教室@WEB 浴衣の着方

一泊二日の着物旅行より帰還いたしまして、旅行記を書こうかと思いつつも…
7/7浴衣の日企画ももうすぐってことで、浴衣の着付け方なんぞアップしてみんとす。
浴衣や着物の基本的な着方くらい、ウェブでぐぐったら簡単に出てくるよーって
ならないと気軽に着られないもんね〜。さっさか簡単に、自分で浴衣を着てみましょうぞ!

今回ご紹介するのは連日着物で生活しているわたくしの適当流で(笑)
フォーマルウエアのようなビシッと隙の無い着付け方、雑誌やテレビでモデルさんが
着ているようなシワ一つ無い着方とは違いますのでそういうのお求めの方はお教室へGO!
普段の生活の中で着るに当たりまして簡単楽ちんで、かつそれなりに清潔感ある感じ♪
を目指す着方ですどうぞよろしく。


用意するものは以下の通り。

浴衣(身丈=着物の丈と裄=肩と袖の長さ、に気をつけて。
身丈は自分の身長からプラマイ5cm以内が着やすい)
帯(半幅帯や浴衣帯、幅15cmくらい×長さ3〜4mのもの)
腰紐(最低一本。胸紐使う人は2本など、数本あると便利)

肌着(着物用のスリップか、なければキャミ+スパッツ等)
下着(つけるなら、ヒップハングのショーツとスポーツブラ)
伊達締めorコーリンベルトor胸紐(どれかを最低一本)
帯板

さて、早速着ていくなり〜
ややざっくり目の説明ではあるが、浴衣はカジュアルだからこんなもんでいいでせう。
丁寧に着たい場合は説明書きも読んでねん。急いでるなら写真の通りに適当に
巻きつけてっても着られないこともない(笑)


下着及び肌着を装着。そして浴衣を羽織ります。
この時洋服のジャケットみたいに腕からいくと、手縫いの浴衣なんかは袖の縫い目が裂ける
可能性があるので(裂いた経験あり)まず肩にふんわりと掛け、その後腕を通しませう。
写真の枚数に制限があるため画像割愛で申し訳なし。

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羽織ったら、袖の先を指でつまんで、左右均等な力でピンと引っ張る。
力はそれほど入れなくてもいいよ〜。
これで背縫い(浴衣の背中の真ん中の縫い目)が体の中心に来て、美しく見えます♪


裾の線を決めませう。
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ここでないと駄目!!というものでもないので、適宜好きなところでOK。
かかとよりも下(床に擦れる)のはずりずりで長すぎ。反対に足首にょっきり出ているのも
つんつるてんで子供っぽいかな〜。私の好みは足首のぐりぐりがやや隠れるポイントです。
ちなみに腰紐結ぶとちょっと上がるので、気持ち長めにしとくと吉。
浴衣の身丈と自分の身長に大きく差がある場合、長い浴衣は裾線も長め、
短い浴衣は裾線短めで着ておくと後でおはしょりがうまく出しやすくなるよ。


次は浴衣を巻きつけていきますが、自分サイズで仕立ててもらったのでなければ、
まず上前(自分の左手側)を仮に巻きつけてみて、上前の衿下の線(端っこ)が
右の太ももの脇にくるように調整→余った分を下前ってことにすると仕上がりキレイ。

巻きつけていきます。
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下前(自分の右手側)から。
この時浴衣の裾で床をすーっと掃くように…裾の線が床と平行になるように合わせてね!
最後だけ手首をひねり上げる感じで、つま先(裾の角っこ)をちょびっと上げておくと
キレイ。ただし着物のようにひねり上げすぎると木綿の浴衣は歩きにくい!ため程ほどに。
フレアスカートみたいにぶわーと裾が広がってる!とかでなければとりあえずはOK。

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同じように上前を合わせて、あわせたところを左手で押さえます。
開いた右手で腰から下のシワを上へ上へなで上げた後で腰紐を持ち、

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結びますっ
場所はウエスト〜腰骨の間で、お好きなところに。これも好み。
ちなみに身丈(着物の縦の長さ)と身長が違う場合、腰紐の位置でおはしょりの量を
調節します。身長<身丈→ウエスト近辺 身長>身丈→腰骨近辺 な感じ。

結び方は止まればなんでもいいっちゃいいんだけど、ちょうちょ結びとかだと結び目が
かさばってもこもこしがちなんで、私は以下の手順で結んでる。
・右手で腰紐のちょうど長さ真ん中のところを持ち、左手で押さえてるとこにあてる
・そのまま後ろに回して一回交差、ここできゅっと締める
・前に回してきて結ぶ。この時最初に腰に当てた部分も一緒にからげる
・もう一回同じようにからげて、残った部分を180度反対方向へねじり、あと挟み込む

二回からげですなっ。結び目がフラットかつ、脱ぐときイラつくほど解けません(笑)


次、おはしょりトントン。
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身八つ口(脇にあいてるスリット)から両手を入れて、上半身ダボダボしているのを
下へとんとん。これでおはしょりが生まれます♪
トントンした後、指を伸ばして横にしゅーと滑らせるようにして整えると、仕上がりキレイ。

この後右手だけ外に出して、右手で左の衿、左手で右の衿を持ち首元→胸元→腰の順で
真横にぐっとひっぱってやると、上半身の空気が抜けて着心地ぴったりに♪
さらにおはしょりがもこもこして気持ち悪い人は、下前だけ中で三角に折り上げておくと
おはしょり部分に布が来なくてすっきり。


ニヤリと衿あわせ。
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これも正解なし。
イヤらしくない程度に、涼しげにゆったりと…ってとこか。
がばがば空いてるとだらしないけど、キッチリあわせすぎるのも暑苦しい感じ。
首元、鎖骨の間のくぼみがちょい見えくらいが好みかな…(あくまで好み)


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アンダーバスト〜ウエスト近辺を伊達締めorコーリンベルトor胸紐で押さえて、完成〜
伊達締めや胸紐の結び方も、腰紐と同じ2回からげでOK。
ただしこちらは衿元の布の動きが止まればいいだけなので、ぐいぐい締めないように!
ウエストのくびれが判るほど締めると無駄にボインに見える&後々苦しいと良い事なし(涙)

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後ろは、背中のシワを脇に寄せておきましょう♪

衣紋(襟の首元)は着物だとキレイに抜くんだけど、浴衣では抜いてなくてもOK。
衣紋がキレイに抜けている着姿が好きなのよ!!という方は、浴衣の掛け衿に衿芯を
入れたり、中に美容衿や衿付き肌じゅばんを使うなりするとキレイに抜けますぞ〜


以上、こんな感じ!最後に鏡で着姿をチェックしてみましょう〜♪
着崩れトラブルシューティングはこちらもどうぞ→記事
衿のあわせは右手がスッと入ればOK!左前(左手がスッと入る)になっていたら…
着なおし(笑)


帯結び、浴衣にぴったりのちょうちょは明日アップできるかな…?
後ろペタンコの結び方なら、かるた(結び方)や吉弥(結び方)もどうぞ!



着付け本も色々あるけど、好きなのは大久保信子さんの着付け本。過剰補正も進めてないし、
年齢や体格によって似合う着方は違います!と言ってくれる(当たり前のことなんだが)のが嬉しい。
この七緒はDVD付いてるのさっ。


posted by 湖藤 at 19:18| Comment(8) | TrackBack(0) | 良くなれキモノッ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする