2019年04月11日

着物で自動車 乗り降りとか運転とか

さて先日の卒園式、着物を着たので会場まで自分で車を運転していきましたん。
そこそこ田舎なので各種生活に必要な施設まで公共交通機関が整備されておらず、
車は準生活必需品です。。

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先日はこんな感じ。

着物で車を運転…出来るの!?と驚かれることもあるけれど、やってみれば案外できちゃうもので…
今回は着物で車を利用するポイントをメモりますぞ。

夏祭りにお出かけ時はこんな感じで。
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まずはそもそも、着物で車を運転して良いのか…?ということなんですけども。先日お坊さんが僧衣で車を
運転していて交通違反をとられ抗議の結果、服装に関する規定が改められることになったとニュースでもあったな〜
手持ちの滋賀の交通安全のしおり(免許更新時にもらった)に付属する「交通の方法に関する教則」によれば
運転姿勢等についての項目には、「運転するときは活動しやすい服装をしましょう」
「げたやハイヒールなどを履いて運転してはいけません」…との記載。結構あいまい(汗)
具体的にどのような服装が駄目なのか?は各都道府県の公安委員会の判断に委ねられているそう。

ざっくり調べてみたところ着物で運転してはダメ!とは明記されていないものの、着物を着慣れない方であれば
着物では動きづらい(汗)と感じるような場合もあるかも。そんな時は無理せず洋服で運転するほうが良いのではと。

履物に関しては歯のある下駄はペダルが踏めないからNGだとして草履についての言及はないけれど、草履だけじゃなく
スリッパやサンダルなどかかとが無い靴はすっぽ抜ける危険性があり履いてはいけないと規定されている
場合が結構あるようなので、フィット感の無い草履は車内で履き替えちゃう方が安全かも。
私はかかとベルトのあるクロックスを使ったりするけどこれもサンダルの一種になってしまうのかな…?

ちょっと分からないところもありつつ…乗車してみませう。
運転するんじゃなく、車に乗せてもらうときもこの方法で乗り降りすると着崩れしづらいと思われるよ。
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乗るときは後ろ向き。
裾を少し持ち上げるとおしりあたりの生地に余裕が生まれます。

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そのまますすーっとおしりから乗車。

今回は車高の低い軽自動車なんで、椅子に座るような感じで普通に乗れました。
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座席に付いたら体を回転させて前を向けば、おっけい。

乗って座席についてしまえば、あとはいつも通り運転するだけ!
袖がハンドルやレバーに引っかかって危ない…ような経験は今まで無いんだけど袖がじゃまならタスキすると良いかな。
かけ方はこちら→フネさんを目指す人のために たすきの掛け方
履物対策をしておけばペダルの踏み心地も大丈夫。私は座席に乗ってから着物の裾をひざ上くらいまでめくって、
足が動きやすいようにしちゃってます。まねされる場合はそのまま降りたりしないように十分ご注意を…(爆)

帯まわりについては、帯や結び方によっては普段と同じ運転姿勢が取れないことがあるので、
車を運転するときは出来るだけ半幅帯などの軽い帯で、後ろぺたんこの帯結びにしてるかな。
しっかりした帯をお太鼓にしたりすると体幹の曲げ伸ばしがほとんどできないから、いつもよりも妙に伸びた姿勢で
運転することになっちゃうので…卒園式の時は15分程度の短い時間のドライブだったけど、
長い時間運転するのは大変だったかも!

そんなわけで着物で車に乗らねばならぬ!な場合には、履物やお袖&裾などに気を付けつつ
安全運転で運転されてみてくださいませ〜





足袋履いてると普通の靴に履き替えるのが大変だけど、
ドライブ用のサンダルならいけるかしら。。



クロックスもかかと用のバンドがあるんですけども。
私は家で室内履きにしてまする。スリッパと違って全然くたびれないのが良いよー
posted by 湖藤 at 20:00| Comment(0) | きものと暮らす | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月25日

自宅でお手入れ 重曹と漂白剤で着物の染み抜き

洋服も着物も、順次衣替えキャンペーン中(しかしいつもやや遅れ気味)の我が家でございます。

服の入れ替えしてたら、春夏に染み付けた子供服&染み付き秋冬用の着物ハッケーン!
(見てみぬふりをしていたともいう)何度か洗ったんだけど、いつものお洗濯じゃ取れなかったんだよね…
そんな訳で着物も洋服も自宅でお手入れ!染み抜き大会を開催なり〜

洗濯しても、漂白剤使っても取れぬ!という染みに最後に使ってみるのが、これ。
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何年か前にテレビで見た、酸素系漂白剤に重曹を入れた染み抜き剤。
久しぶりに作るので配合を確かめるのにネットでぐぐったら、カリスマクリーナーと呼ばれているらしい…
テレビで見たときは1:1だったような気がしたんだけど、ネット情報ではその後重曹1:漂白剤2が
一番効果が高いとか書いてあったので、そんな感じで作ってみた。
作るっても、、漂白剤に重曹入れて、スプーンでぐるぐる混ぜるだけですわ〜
詳しくはこのブログに載ってたよっhttp://makotoecocoro.blog57.fc2.com/blog-entry-417.html

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間違って塩素系の漂白剤で作ると毒ガスが出るらしいのでお気を付けを〜〜!!
我が家の漂白剤は酸素系のワ☆ドハイターなので大丈夫なのでありました。

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今まではTシャツとかシャツとかにしか使ったこと無かったけど、今回は染み付き着物にも試してみることに!
洋服地のプレタ着物、いつの間にやら襟元と袖にどーんと茶色い染みができていたのよね…
多分姫様抱っこしたときに着物で口を拭かれたのだな(汗)あなおそろしやお子様。

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歯ブラシでぽてぽてとクリーナーを乗せ、軽くとんとん。(本当は脱脂綿を巻きつけた割り箸でやるらしい)
スチームアイロンの蒸気で暖めるとパワーアップ!らしいのだが、横着して軽くドライヤーであたため(汗)

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その後数分放置して、洗い流し。丈夫な生地なので、洗濯板でがっしがっし☆

洋服地の木綿着物なので洗濯ネットに入れて、他の洗濯物と一緒にお洗濯。
さて結果はどうか、どきどき…
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染み、取れてた〜!

干して乾いたのを見たけれど、どこに染みがあったのか判らなかったくらい!やった〜
早速意味も無く工場へ着てったらお客さんが来て、反物が見たいとのことだったので
このままもりもりダンボール運んで商品出しをやりましたわん(笑)

一緒に風香のきもので買った化繊着物も、(これは下前の端っこで試してから)同じようにやってみたけど、
こちらもきれいに取れた☆どちらも目立つところに染みが付いてたのでもうお出かけに
着れないかな〜と思ってたけど、きれいになって良かった♪また着られるな〜〜
これからベビ様にまた染み付けられると思うけど、これで落とせるなら、お汚しも怖くなくなりますなっ!


ちなみにカリスマクリーナーが使えるのは綿、ポリエステル、ナイロンで、シルクやウールは不可だそう。
重曹のアルカリ性を上げて漂白力を高めるとの事なので、衣類の繊維や染めにある程度の強度が要求されると
思われまする。(今回の木綿&化繊プレタはこれまでにもガンガン洗濯してて大丈夫そうだったので
結構大胆にやっちゃいましたがっ)
絹やウールの着物はもちろん無理だろうけど、木綿や化繊でも昔のものは心配だなーという気がしまする…。
あと現代ものでも着物地は、洋服並みに洗濯することが想定されていない面もあるためか、
ものによると生地や染めが洋服ほど丈夫じゃない場合もあるっぽい。
もしお手元の着物で試してみられる際には、目立たないとこで試してみるなど、十分ご注意あれ〜〜

そして心配な着物は、プロに相談でありまするぞっ!自宅で中途半端に手を加えると、えらいことに
なる場合もあるから、気をつけてねっと実家に来てた呉服屋のおっちゃんがいつも言ってたわ…
ベンジンも使い間違えると怖いよ!と言われてたので、わたくし実はベンジンで襟を拭いたこともない(汗)
めったに着られない絹のええ着物はさっさと洗いに出す代わりに、普段着る着物はガンガン自宅で洗える
素材を選んで、家庭でお手入れしているのでありまする〜〜



ま、汚さなければ、染み抜く必要もないわけでありまするな…。
私もベビ様のお汚し警戒用に伊勢木綿の引っ張りを出してこなくては〜


実はこの本、ブログ紹介コーナーにちょっぴり「ちくちくきもの」が載っているのであった…
サイズ直しや小物などの作り方など、ちくちく系のお手入れがたくさん載っている本なのだ。
見返してみたら、割烹着の作り方も載っているのか〜

posted by 湖藤 at 11:52| Comment(7) | きものと暮らす | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月01日

ふだん着物の味方は”しょうじき”

今年もゴフクの日、無事に終了、大感謝〜♪
と思ったら、5月はゴフクの記事しか更新してませなんだ…あわわわ。
確かに4月5月とーっても忙しかったのだけれど…ちょっとがむばってフツーの
ブログも書かなくっちゃね。うむうむ。週一回更新目指しますっ(汗)

さてさて。
着物の面白用語(?)の中に「うそつき」なる言葉がありまして…


「うそつき」の定義ってコレ正解!って言うのあるのかな。
個人的には↓これのどっちなのかよう分からんのだけど

説1:二部式襦袢や肌襦袢なんかに、襦袢のお袖だけ取り付けたり取り換えたりして、
あたかも何枚も襦袢を持っている…かのように見せる便利アイテム
(ほんとはお袖だけで襦袢をたくさん持ってる訳じゃないから、”うそつき”)
説2:肌襦袢なんかに襦袢のお袖だけ付けて、襦袢を省いているのにあたかも襦袢着てる…
かのように見せる便利アイテム
(ほんとはお袖だけで襦袢を着ている訳じゃないから、”うそつき”)

まあ要は長襦袢とかじゃないのに、襦袢っぽいっていうアレね(曖昧だな、汗)


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私もその昔(?)着物着初めのころ、自作してみたことがあったっけ。なつかし〜!
これは肌襦袢に替え袖くっつけたもの。

そしてその後は替え袖大量生産してとっかえひっかえ”うそつき”生活を楽しむように…


なるかと思いきや3年後の現在。
”うそつき”ならぬ”しょうじき”のまま通すという展開に(笑)
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ウール、木綿、麻のようなふだん着物には、衿付きの肌襦袢、筒袖のまんまっ

着物の振りからちらっとみえる襦袢のお袖ってお洒落♪
なんだけど…ふだんの着物シーンには、筒袖の軽さも魅力的なのよねん。
特に春夏、綿麻や麻の着物って筒袖でさくっと軽ーく着ると涼しいとか、袖が重くない!
とか物理的な軽さももちろんあるんだけど、気持ち的にも何か気軽な感じなんだ〜


そんなこんなで”しょうじき”なまま過ごしてきた3年余りでありましたが。
いやしかし、やっぱ”うそついて”た方がいいのかね…?と思わなくもなかったんだけど
先日ツイッターでふだん着物派雑誌月刊arecole(HP)の編集長さんから、

”夏のきものは綿、綿麻、小千谷縮あたりでも出かける場所によっては筒袖でも大丈夫ですよ。
大御所スタイリストさんも言っておりました。いまだから麻もちょっとしたお出かけ着ですが、
「昔で言えば筒袖でさっと着るくらいのほうが野暮じゃなくていいのよ」だそうです。”

と、こんな言葉を頂いちゃったっ


筒袖でさっと着るくらいが野暮じゃなくてイイ…うーん、何だかステキな響き♪
これからもふだん着物のお供に、”しょうじき”が活躍しそうなのでありました、うふふ。



先日こちらのLLを購入したのでした。
広衿の肌襦袢はちょっと高いけれどただの筒袖よりレース袖付きが断然オススメっ!
袖から綿レースがチラ見えするのがきゃわゆいんだぜい(自己満足)。


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昨シーズン作ったリネンの洋裁長襦袢、袖外して筒袖に変えようかと思ってるんだけど…
レース袖用の布なんてのも売ってるのね。コレ付けちゃおうかしら。

posted by 湖藤 at 00:00| Comment(16) | TrackBack(0) | きものと暮らす | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月28日

れっつオカン和裁 日々是ちょこ縫い

あやや、ほんとに週間になりつつある(汗)
その割にブログのアクセス数、むしろ伸びゆく感じなんですが…?
お通い頂いております皆様、なかなか更新できず相すみませぬ〜
そして新しくお越しいただいております皆様、書きためてある分でどうぞご勘弁をっ(汗)

さてさて、先日から実はあの梅まり(ブログ)さんが新之助商店にお越し下さったりしてて、
そんなレポも書こうと思えば書けるんだけれども、多分梅まりさんの方がかわゆく
楽しくレポって下さりそうなので全然関係ない事を書こうかなと。
で。

着物を着ると、針仕事が多くなります。(突然ですな…)

着物着ると針仕事増える説は、着物着初めの頃とか方々の着物本で目にしたんだけど、
へえ、そうなの?と思いつつ、何で針仕事が多くなるのか、ピンとこなかった私…
確かに半衿付けとかあるけれど、半衿付けに関しては、安全ピンで付けちゃうなんて
裏技もあったりするしね〜(こちら

しかし半衿付けをサボれば、針仕事から解放…されるかったらそうでもなく。

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いつの間にかぺろりんちょとほつれちゃった襦袢の裾。
裾のくけが取れたり、袖付けが取れたり…着物ってよくほつれちゃう〜


このままじゃほつれゆく一方なので、ちょこ縫いで補修。
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くけ台とお菓子の缶入りお裁縫セットはいつでも出せるところにしまってあるので
(や、いつでも出せるどころか、出しっぱなしに近いかも…(笑)ささっと出して来て、ちくちく。

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裾だけくけて、10分か15分くらい?
針目はそりゃもう、ちゃんと和裁士さんが縫った箇所からしたら、失笑ものだけどもっ(汗)


ついでに七五三目前(というか、前日)だったため姫様用着物の肩上げ&腰上げも。
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これもテキトーにつまんで、ちょちょいっと(笑)
特に上に被布着ると思ってるから近くで見れたものではありませぬ…わはっ


今年は新之助上布のお仕事も加わり、新しく着物!とか大物を縫うのはなかなか
出来ない状況にはなってきているのだけれど、(でも実は縫いかけのものはいっぱい…(笑)
それでもこーんな感じでほつれを直したり、小物作ったり、サイズ直したりと
ちょこ縫いがたくさんあるのよね〜。
ほんと、着物を着れば着るほど、針仕事が増える!

洋服の時ってこんなにちょこ縫いの用事があった覚えはなかったなあ…
だって買ったズボンのすそ上げくらいはあったけれど、基本的にがっつりミシン縫いの
洋服がほつれたりする事って考えられなかったし、というかほつれるほど着るってことが
無かったなと…ちなみに上で補修してた襦袢は中学生の時に誂えてもらったのを
普段用に下ろしていたもの。中学生の時着てた洋服なんて、どっか行っちゃったわ(汗)


着物には洋服とは違う時間が流れているのだなあって思うんだ。
和裁の縫い目がほつれやすいのは、布と布をゆるーくつなぎ合わせることで、生地を傷めないため。
大切に直しながら、長く着ることが前提になっているからこその縫製なんだなあ。
だから仕立て替えたり、サイズの違うものを自分に合うようにお直し出来たりするのよね。

お裁縫が苦手で、半衿付けさえもできなくて…とか、そもそも時間が無いわ…なんて方も
多いようには思うのだけれど、私だって特別裁縫が得意な訳でも、時間が有り余ってる
訳でもなくて(だってお裁縫初めたのって子供が出来てからだもの…(笑)
縫えば縫うほど笑えるほどの我が裁縫力の乏しさ&進歩の無さにがっくり!なんで
ほんとはお金さえあればぜーんぶ、プロの和裁士さんにお願いしてきれーいに縫って
もらいたいのやまやまなんだけれども…そうもいかぬ貧乏暇なし(涙)

でも着物の時間には寄り添ってあげたいなって思うんだ。だから、自分でちくちく!
それって一見無駄で面倒くさそうだけど、小物作ったり、裄直ししたり、ほつれを直したり…
ちょこ縫いでもお針を持って着物時間に寄り添ってみると、着物に愛着もわくし、
お仕立て代もかからないし(笑)着物生活がどんどん快適&楽しくなるんだよね〜♪


何だか楽しそうだな、ちょっと縫ってみようかな?そんな気楽なちくちくライフのきっかけに、
「ちくちくきもの」がなったら嬉しいなあって思ったりもするのでありますっ。
さあっ、そこのあなたも、れっつオカン裁縫♪



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おばあちゃんからもらったくけ台。座ってお裁縫する時にお役立ち。

posted by 湖藤 at 11:38| Comment(4) | TrackBack(0) | きものと暮らす | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月21日

大事にしたい、手を動かすこと

ブログ用に写真をアップしようと思ったら、SDカードが見つからない〜(汗)
どこにまぎれ込んじゃったのかしら…と思いつつ、ウェブショップ用の写真から。


ちくちくきものは私個人のだから、新之助上布の宣伝みたいになっちゃうとあれだな〜と思いつつ、
でもやっぱ新之助上布で色々見て、気づいたり、感じたりすることはあって。
何かこう、今は引出しに色々と入れて行ってる状態なのでうまく言えないけど…
新之助上布に関わっていて思うことを、着物に対する想いみたいなものへ自分の中で
消化出来たら、こっちでも書いていきたいなーと思っていたりするのよね。


で、ここ4カ月ほど?新之助商店に通って織物の現場を見ていて思うのは…
1枚の織り物って、

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手を動かして、

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手を動かして、

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手を動かして〜!!出来上がっているんだなあと…

それは手織りでも、機械織りでも一緒で。
話には聞いていたけど、やっぱりスイッチ入れたら出来上がってきます、みたいな世界では
全くなかった!確かに機械織りだと「織る」作業は機械がしてくれるんだけど、
1枚の布が出来上がるまでの工程で、「織り」っていうのはほんの一部でしかないのよね…
織る前にも、織った後にも作業はいっぱい〜

ショップ作業がひと段落したときとかちょこっと作業手伝ったりすることもあるんだけど、
ほんと単純でげんなり(笑)するような手作業の連続!
これ繰り返しに耐えられるココロを持たないと、折れるなと思う…
ま、そこをわははと言いながら作業するのが新之助上布のいいとこなんだけど〜


それでも大西新之助商店でやっているのは織り(と、その周辺作業)だけで、
もとになる糸を、作ったり染めたり、加工したりはまた別。

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新之助上布の原料の苧麻は、工房の近くにもわっさわさ生えてはいるけれど…
もしも糸作りからやってたら、とてもじゃないけど普通の人が買える値段の商品は作れない(涙)
だから原料は中国からの輸入で、糸作りは国内の紡績工場での機械紡績の糸を
使っているのよね。でも、(商品用じゃないけど)裏の苧麻刈りとって
糸紡ぎする計画も地味に進行中…ふふっ。


まあしかし、糸を外注するからといって、糸が全自動で作られている訳じゃないと思うんだ、
やっぱり原料なら原料作っているところで、紡績ならその工場で、誰かが手を動かしている。
それは自分とこから離れて見えなくなっているだけで、誰かが手を動かしている、
という事実はやっぱり同じなんだろうなあ。
新之助上布の機械織りの着尺は、非現実的な高値ではないけれど激安値段でもないと思う。
一反1万円…とかにはどうしてもできないのよね。
それは日本に住んでる日本のおっちゃん(+糸屋さんや加工屋さんやもろもろ…)が、
これを作ることで食っていかねばならんから…逆にオール海外で生産したら、
誰かが食っていくための利益を無視して値段をつければ…もっともっと安くなるはず。
現に何でこんなに安いねん!っていう着物地、無いですか(汗)


洋服に比べると、着物地は高い!って言われるけど、洋服だって、綿花とか、
原料の栽培から紡績、織り、裁断縫製まで自動で生産できるはずはきっと無くて
(織り機とかは新之助商店よりは新しくて効率のいいものなのかもしれないけど!)、
やっぱり誰かが手を動かして作っているはずで。何故安いかって言ったら、
海外の人が安い賃金で働いてくれているからなのよね。
これをもし純国産で作ったら、または今安い賃金で働いている人たちが、
対価をもっとくれ!って声を上げ始めたら…どうなるんだろう?


もしかしたら、食べ物も、着るものも、私たちが「この値段が正しい」って思っている
ものの値段って、実はそうでもないのかもしれないな…
今までは洋服とか、安く買えてヤッター!とか思ったりしてたけど、何か人の手仕事
買いたたいてるみたいでちょっとビミョーな気がしてきた今日この頃。
フードマイレージの話もあって食べ物とかは極力国産!と思ってたんだけど、
エコの観点以外にも国産を選ぶ意味ってありそうだなあと。
ま、お財布事情がとっても厳しい我が家なので、そう思っていても貫けない部分が
あるのがもどかしいとこなんですけど…(涙)


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出来るだけ、自分も手を動かすようにしていたいなと改めて思うこの頃なのでした。
自分で作るって、(うまくできないけど)楽しいしね!



あ、2周年記念の半衿プレゼントですが、画像は無いけどあみたくじやりましたよ〜!
ハラハラドキドキのあみだの結果、「ちゃい」さんに当選が決まりました♪
ブログのメッセージから送付先住所お名前と、希望の柄1枚をご連絡お待ちしております〜



良く行くカフェにカタログ置いてあって見てた「People Tree」のチョコ。
美味しくって私も嬉しいが、誰かも嬉しいってなんだか気分が良きかなっ

おぉ、ピープルツリーって日本初なんだ…!
カタログ見てても、デザイナーさんとのタイアップとかお洒落で見てて楽しいのよね。
楽しいと続けられるし、いいよなあ。


posted by 湖藤 at 10:55| Comment(6) | TrackBack(0) | きものと暮らす | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする