2019年03月03日

柔らか半幅帯・兵児帯で リボン返しの結び方

柔らか素材の半幅帯や、芯が入らない兵児帯で結ぶ、リボン返し。
ちょうちょ結びが出来たら結べちゃうので、初心者さんにもお勧めできる帯結び。
私もブログ始めたころから結構結んでいたんだけど、意外と結び方を記事にしたことはなかったよう…
先日お仕事場で結び方を撮ったので、こちらにもメモっておこうかと!

「ちょうちょ結びが出来れば結べる」
…とはいえ、バランスの良いリボンにするにはちょこっとコツがありまして。
テ(結びはじめ)とタレ(結び終わり)を同じ長さにして結ぶための工程が最初に来てます。
あと、部屋着のノリで着た着物で結んだので帯板忘れてますが(しろめ)
もちろん最初に装着するなり、途中で差し込むなりして帯板使うほうがきれいに結べるよっ

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帯は長さ二つ折りにして持ちます。
今回は兵児帯(生地幅のまま仕立て無い帯)なので帯幅に折ってから、二つ折り。

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二つ折りのまま胴に回して、

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前で突き合せます。
二つ折りした方と反対側の帯の、突き合せたところ(赤い☆マーク)を覚えておきませう!

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結びはじめにしたい方の帯の端を残しまして

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赤い☆ポイントを結びはじめにして胴に当て、巻いていきます。
兵児帯など生地幅を折って結んでいる帯は、折り目(わ)が下ですぞ!

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適度に引き締めつつ胴に2週巻いたら、

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ひと結び。
ここでテ(結びはじめに残した方)とタレ(巻いてきた方)の生地が同じくらいになっている…ハズ!
でも多少なら長さ違ってても後で何とかできるので大丈夫。私もずれてることの方が多い(汗)

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ちょうちょ結びします。

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ちょうちょのしっぽ(?)を結び目の後ろから上に引き出して結び目にかけます。
(片方or両方の)しっぽが長すぎるときはちょうど良い長さになるまで繰り返せばOK。
羽をふんわり広げるなど形を整えます。

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後ろに回して、出来上がりっ。
帯が下がってきて気になるときは、結び目にかけているしっぽの下に、紐などかませると良いかと。
こちらの記事もご参考にどうぞ↓
「芯無し帯を垂れないように結ぶ小技集」 http://www.tikutikukimono.com/article/199382642.html

お店のインスタグラム、ツイッター(@shinnosukejouhu)では動画もアップしたんだけど、
気になる方は検索してみてくだされ。ここに貼る方法が分かれば張り付ける…かも…
最初のテとタレの長さをそろえるやり方をマスターすればとても簡単な帯結びなので、
兵児帯や柔らかめ半幅帯などで是非お試しくださいませ〜




兵児帯って長らく男性と子供の帯、っていうジャンルだったようだけど、最近は女性向けに
ふんわりボリュームが出やすい兵児帯も出回っているよ。多くは↑こんな浴衣向けなんだけど、
素材やデザインを選べば大人女性の普段着物にも十分アリだと思うんですよ…!(かれこれ10年近く推してる)


ちょうちょ結びといえば靴紐にエプロン、普段の生活でも使うから結べない人は少ないのでは。。
着物と関係ないけど伸びる靴紐、ハイカットのスニーカーに使ってますが便利でござるぞ。


posted by こ藤 at 21:24| Comment(0) | 着付け研究中 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする