
自分で縫えたらいいな〜〜と思っていたんだけども、心身共に余裕が無く、結局仕立てに出して縫って
いただいたんでした。大切に着たいからプロの手でバッチリきれいに着やすく仕上がって、結果的には満足っ
ただ仕立て前の反物の加工だけ、自分でやりましたので今回は自宅で水通しの記録をば!

仕立て前の反物こちら。

伊勢木綿は織りあがった生地を加工?してから出荷していると聞いたことがあって、工場を見学させて
いただいた時に反物干し場があったのでここで洗って(?)らっしゃるんだー!と思ったんだけど、
(でも工場の方に詳しく説明をお聞きしなかったので詳細はわからない…聞けばよかったな)
反物のラベルには水通しをしてから仕立ててね、との注意書きが。
洗濯しても大丈夫な程度にまで生地を縮ませるにはもう一押し水通しの工程が必要、って感じなのかな…?
伊勢木綿は経糸を糊付けして織っておられるそうだから、糊を落とす目的での出荷前加工なのかも。
仕事場でお願いしている仕立て屋さんでは「湯通し」の加工は出来るけど「水通し」はやっておられないので、
出来たら水通しした生地で持ってきてほしいなーとのこと。
服地で着物縫うときはいつも自宅で水通しするし、反物も何度かやったことがあるので
自分で出来ると思います〜っと、セルフ水通しと相成りました。

反物丸巻き状態では水通しできないのでまずは解きます。
今回どれくらい生地が縮むのか確認したかったので、長さ計りつつ。

巻き巻きを解いたら屏風畳みに。生地の長さは今回1430cmあったよう。
ラベルの表記よりもずいぶん長かったみたいね…?長身さんにはありがたい〜。

バスタブに水をためて生地をざぶん。新しい生地なのでなかなか水を吸いませぬ。
夏場だと上から踏み踏みするんだけど、何分寒かったので布団たたきでグイグイ沈めました。
全体に水が染みてるかな、色が落ちたりはしてないかなーなどと様子を見ながら半日放置。
(色落ちは全然問題なしでした!)

水につけた生地を今度は干します。
特に脱水にかけるわけでも無く、水ぼたぼたのままベランダに持ってって物干しへ。
スペースが無いのでハンガーを総動員してじゃばら干しにしましたぞ。
当然昼間洗濯物干しているときには同時進行できないので、夜干して朝取り込み。
夜干しだし、イイ感じで生乾きになってたらいいな〜と思ったけど、翌朝しっかり乾いちゃってた…たはは。

洗濯のしわも取りつつ生地目を整えるようにアイロンかけ。
この反物はハッキリしたチェック柄だから、柄がきれいになるようにアイロンかければOK。
無地なんかだと生地目が分かりにくかったりするのでチェックはその点分かりやすいね。

仕立て屋さんにお渡しするのにもう一度反物状態に戻しました。
水通しが出来上がったところでもう一度長さ計ってみたら1405cmになってた!
縦方向に2%ほどの縮みかな。まあまあ、こんなものでせうか…
仕上がった着物を一度洗濯してみたけど寸法の縮みなく洗いあがったので、今回の水通しは成功かなっ。
伊勢木綿はそこそこ生地目が詰んでいるイメージなので、グイグイ縮んでくることなく無事に出来たかなと。
産地木綿は産地ごとに生地の風合いや特徴が違うから、他の産地の木綿でも同じように自宅で水通し出来るか
どうかはわからないけど、参考になりましたら〜〜
ほおぉ、反物の水通しサービスというものもあるんですな〜〜
反物のじゃばら干しには大量のハンガーが必要になりますのでご注意を。
100本…は要らないけどっ