今回より和裁でよく使う、「くけ」の縫い方特集で♪
過去にもくけの縫い方をアップしたことがあるんだけど、実際着物を縫いながらの
説明だったので、ちょっと分かりにくいかなーと思ってた部分もあり。
今回は改めて、さらしに黒糸で分かりやすく縫ってみまっす!
和裁に登場する縫い方って、もちろん洋裁にも共通する縫い方も使うんだけど、
「くけ」なんかは和裁独特じゃないかなあ?と。家庭科でしかお裁縫習ったことないから、
洋裁も和裁も素人知識なんだが…
布の内側を通したり、ちょっとだけすくったり…洋裁のお裁縫ではあまりやったことが
無かったから、最初は慣れなかったけど、今じゃ結構、くけ好き人間♪
自分も和裁勉強ちうなので知らない縫い方が他にもいっぱいあるのかも〜と思うんだけど、
とりあえずは単衣の着物縫うのに、必要な縫い方をあげときまっす。
これと家庭科程度の洋裁知識があったら、単衣縫える(多分)ってレベルで!
よく使うくけって三種類あるんだけど、本日は「折りぐけ」。
楽天ブログ、写真が少量づつしかアップできないので、小出しになりすんません…

こんな風に、布の端を中に折りこんで始末するときに使います。
裾まわりとか、脇縫いの縫いしろ始末なんかでも使うかな。
手前(折ってある布のほう)が裏で、奥が表地ね。

自分、縫い始めは最初に裏地に針を入れますが…画像は表地から。
まずは表地をちょこっとすくいます。これが表から見えちゃう針目なのだ。
すくう量は大体0,1mmとか、0,2mmとかそんな感じ。何も定規で測る必要は
ないと思うが(汗)爪の先くらいってイメージで、ほんのちょっぴり!
針を入れる場所は、折ってある折山からすこーし中に入った所が糸が見えずきれい。

ちょこっとすくえたら、今度は裏地。折り目の中に針を通します。
これは見えないところだから、大きめの針目で距離を稼ぐのだ!
針目の大きさはケースバイケースだけど、1cm〜数cmくらいかなあ?
これがワンセット。

また表地をすくって、最初に戻りまっす。
縫いあがったらこんな感じ。

裏からは糸が見えず、

表に出てるのも、ちょぼちょぼ目立たない!(これは適当に縫ったから、針目大きめっ)
着物の縫い目って、どこに糸が通ってるのか表面から見るだけでは全然分かんないんだけど、
それってくけのおかげなのよねん♪一本の糸だけで縫い合わせるから、
糸が引っかかったり擦れたり、ダメージを受けないようにうまく隠してあるんだろうなあ。
次は耳ぐけですのっ
適当なとこにくくりつけて使っても出来まする。
しっかしこの机上くけ台とかけはり、安っ!セットの値段かなあ、バラでも安いけど…
今はちゃんとしたくけ台で作業できるのさ〜
でもばあちゃんのくけ台についてるかけはりは、やっぱし洗濯ばさみ(笑)
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昨日の説明といい、今日の説明といい、<br />
とっても分かりやすくてスンナリと頭に入って来ました☆<br />
「キセ」は見た目を綺麗にするためだけでなく、遊びを持たせる事で縫い目を保護する役目もしていたなんて知りませんでした☆<br />
くけ台の使い方にも興味津々です!<br />
これからも小出しで書いていただけるのを楽しみにしていますo(*^-^*)o♪
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和裁を習うまでは、これを一針一針縫っていたのですが・・・<br />
何と!これを運針と同じ要領でやれと先生がおっしゃる!“縫いぐけ”っていうらしいです。<br />
これがどうも私と相性悪くて・・・<br />
布をうっすらとすくってしまうわ、表目が大きくなるわ・・・それ以前に正しい持ち方で進めない!<br />
何度一針ずつ針を抜いてやろうかと思いました。<br />
それやっちゃうといつまでも覚えないから・・・と自制してますが、くけの度にユーウツです。<br />
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のんちゃんさん<br />
自分が素人だけに、自分が分かるように〜と思うとこんな感じの理解になりました。でも先生に習ったとかじゃないから、ほんとは違うのかもしれないです…(汗)<br />
これから地道にちくちく記事続けまーす。
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じゅりあなさん<br />
おぉ、やっぱしプロの方は一気に縫うのですよね!今日の日記に書いたのですが、和裁のDVD見たらさっくさく縫われるのでびっくりしました。<br />
私は表地のすくい加減を、針先が指に触れる感覚で計ってるので、急いで縫うと指刺しちゃう(笑)和裁初めてもうすぐ一年、やっと1セットひと針で縫えるかな〜くらいの上達っぷりです。うへー。