2009年10月27日

キセにくけって何ぞや 和裁縫い目の構造

ちくちく記事ですぞ〜

縫い縫い記事に入る前に、和裁の基礎知識記事ですわん。
まあネットにはいっぱい情報が落ちてるから、検索して回れば和裁の基礎知識もいろいろ
集められると思うのだけれど、結構断片的な情報だったりすることも多く。
バラバラに落ちてる情報を、ググって探し回るのって結構…めんどくさいのっ
お裁縫情報しかり、普段着物の生活術しかり、自分が情報集めるのに
不自由な思いをしたので、せめてうちの記事は、いろいろ探し回らなくても
一通り分かるような感じにしたいわあと思っていたりするのであった。
実際そうなれているのかどうかは分かりませぬが…(笑)

ちくちくきもの読んでたら、着物が手に入ってあら着物で生活できちゃった♪
という着物データベース的な感じになるのが理想。うひひ。


さて和裁ですの。
和裁ってまずは道具がわからんちん!というのを以前書きましたが(素人和裁の和裁道具
用語もまた分からんちん!和裁本を開き縫い方を読み始めても、縫う、キセをかける、
くける…などなど複雑な工程満載で、見てるだけでめまいが〜
工程いっぱいなのもさることながら、いきなり「キセ」とか、「くけ」とか
聞いたことのないような言葉で説明されても〜と思ったもんね。最初はね。


でも「キセ」と「くけ」がないと、和裁って成立しないのであった…
なんで洋裁みたいにシンプルな工程にならないんだ!と思っていたのが、
実際縫い始めてみるとなるほど、縫い目の構造からして違うのねと。


まさにパズル!な和裁の縫い目、こうなっているのですぞ〜
img43b9f3a1zik9zj.jpg
さらしで縫ってみます。
縫い目の粗さとか歪みとか出てますがご容赦をっ


二枚重ねてちくちく。
img7485e313zik8zj.jpg
まずは「運針」。並み縫いとかぐし縫いともいう?縫い方ですなっ
これで重ねた布をつなぎます。これは見本で適当に縫ったから針目が大きいけど、
本番でも0.2cmくらいかな?の針目。そんなに細かく細かくは縫わないの。


糸一本でざくざく縫ってあるだけだから、
imgee175000zik2zj.jpg
縫い目を開くとこんな感じに。
ギュッとひっぱったら今にも切れて外れそうな、頼りない縫い目だ〜


運針の針目だけでは心もとないので、この縫い目を保護せねば。
img0d40fe29zikdzj.jpg
ここで、「キセ」の登場っ
縫い目がちょっと見えるように、縫いしろを手前に倒します。これが「キセをかける」。


この折り目を付けてから縫い目を開くと、
img41df85e9zik5zj.jpg
この通り♪
縫い目に「キセ」がかかりましたぞ〜
キセの深さ(どれくらい縫い目にかぶさってるか)は、↑で縫いしろを折った時に
縫い目〜折り目の距離がどれくらいだったかで変わります。
キセが深すぎないのが美しいらしいが、私の運針はふにゃふにゃ曲がるので、
曲がる分を吸収しようと思うとどうも深くなる(汗)


キセがかかるとどうなるの?なんですが、
img6a217d6bzikdzj.jpg
こんな風に横に引っ張られる力が加わった時に、まずキセの部分が伸びてクッションに!
縫い目はキセの奥に隠れているから、多少引っ張られてもへっちゃらなのさっ
着物って横に巻き付けて着る服だから、キセがかかることで縫い目が丈夫になるんだな。


運針で縫っただけだと布がピンと足を伸ばした状態みたいだったけど、
キセをかけることでひざを曲げた感じになる…ってイメージか?


しかしこれで終わりませんの。
imgd438b6cfzik2zj.jpg
今回は縫いしろの余りはこれだけだけど、反物を切ったままで縫い合わせる和裁だから、
縫いしろがいっぱい余っちゃう場合も多し!とくに脇縫いなんかはたくさん余るのだ。
これをびらびらしたまま置いておくわけにもいかないので、


「くけ」で固定します。
img3bc43858zik6zj.jpg
「くけ」はまつり縫いみたいな使い方をする縫い方で、表に出来るだけ縫い目が出ないよう、
こっそり縫う縫い方なのだ!使う部位によって「耳ぐけ」「折りぐけ」「本ぐけ」と、
種類があるんだけど、それはまた後日♪
「くけ」で縫いしろを着物本体に縫いとめることで縫いしろスッキリ!
さらにひざを曲げた状態で吊革や手すりをもったような状態になるから、縫い目強化にも♪


他にもいろいろ、私も知らない縫い方が和裁にはたくさんあるんだけど、
基本はこの運針→キセ→くけの流れじゃないかと思ってる…
洋裁の縫い目は洋服を見ると分かるから割愛しますが、基本的には
切った布端の処理→ミシンでガーっと縫う、以上!って感じかな。ミシンの縫い目は頑丈
なのでそのまま縫い目を開いても解けたり糸が切れたりってのは無いから、シンプルなのね。
もちろん頑丈な分、布を一か所で締めあげる訳だから布のほうにもそれなりの
頑丈さが必要になるし、後々解くというのも難しい。
和裁の縫い目はいざ解いてみるとウソみたいにさらさらり〜♪と解けてしまうので
びっくりしてしまうほど!解いて繰り回しが容易で、布をできるだけ傷めないように縫う、
これが和裁なんだなあ。ステキ♪


次から縫い方特集で〜


お針は、やっぱ数こなさないと早くきれいにはできないのだ〜
私もなかなか、運針上達しませんわい。

ふきんにちくちく刺し子がしてあるやつ、かわいいよね〜
こんなのさくさく運針で縫えるようになりたいなり。




posted by こ藤 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | オカン和裁で縫うきもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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