2016年01月04日

ミシンと簡単和裁で縫うリネン着物 準備編5 洋服地での裁ち方いろいろ

ミシンと基本的な和裁でリネンの単衣着物を縫っていきます。目次はこちら

さて前回はちょっと寄り道、紙で着物を組み立てて着物がどんなふうに出来ているかを見てみたのですがっ!
今回は本筋に戻って、洋服地で着物を縫う時の裁ち方あれこれを見てみませう。
これも以前に書いたことがあるので併せて読んでみても良いかもっ→「洋服地で縫う着物の裁ち方

基本、着物を作るのは専用の着尺反物(着物用の尺=長さがある反物ってことかと)で。
反物で着物を裁つ場合は…
20151220_201218.jpg
これだけのパーツを、

20151220_200001.jpg
こんな細長〜い生地(これは紙の模型だけども)から裁つので

基本的な反物からの裁ち方(普通サイズの女性ものあたり?)は、こんな感じ。着尺裁ち方.png
(画像サイズの関係で縮尺正しくないのでお気を付けを、汗)

袖2枚・身頃(前&後ろ)2枚を続けて裁ち、おくみ2枚と衿・掛け衿を反物幅を半分づつ使って裁つ。
これも絶対ではなくって、和裁本には色々な裁ち方が載っていたりするので見てみても面白いかも!

洋服地で着物を裁つ場合、洋服地は反物とは違って幅が広いのでパーツを横に並べて裁つことに。
基本的にはパーツがすべて収まればOKではあるので、好きに裁てばよいともいえるのだけど(汗)
出来るだけロス少なく、縫いやすく裁てるやり方を考えてみませう〜


まずは一番上の写真のように、一列に横に並べてみまっす。
裁ち方広幅.png
分かりやすくて簡単!なんだけど、これはかなり生地幅が広くないと出来ない…(汗)
反物幅38cmとして38cm×4で152cm。ダブル幅とかだと存在するかもだけど
巷に出回っている生地ではあまり見ないかなあ…

この裁ち方で嬉しいのは画像で赤いしるしをつけた部分、袖の片側に生地耳が来てくれること!
袖口の下側の縫い代処理は生地端がねじれるような形になる部分があるので、ここが耳だと縫いやすいんだな〜
そして青いしるしの部分では身頃が横に並んでいるので、後ろ身頃をくっつけて裁つこともできるよ。
背縫いが全く無いと着る時に背中の中心が分かりにくかったり、見た目もアレ?となるので
飾りでつまみ縫いはするのだけど、身ごろをつなげておくと縫い代幅の節約ができたり左右の身頃の柄を
合わせるのが簡単になったりと嬉しいことが。

応用して襦袢を縫ったりするのなら、後ろ身頃をつなげて裁ってつまみ縫いなしで仕上げれば
お尻のところが避けてくることがないのでより丈夫に出来たりもするよっ
ただその分身頃パーツがすごく巨大になり、作業しづらい場合もあるのでそこらへんは好き好きで…

必要な生地の長さ(用尺)は一番長いパーツに合わせて以下のように。
【身丈×2+裾縫い代(3〜5cm×2)+水通しや柄合わせの調整分】

身丈170cmのわたくしめの場合は身丈(340cm)+裾縫い代(10cm)+縮み分10%=385cm
なので柄合わせなしで、4m程度かしらん。普通の身長の女性ならも少し短いはず。


ではよく見かける洋服幅、110cmでどうぞ!
裁ち方並幅.png
今度は身頃の延長線上に袖を配置して経ちます。
これだと後ろ身ごろ続けて裁ちはできるけど袖下に生地耳を(確実に)持ってこれるのは片袖のみ。
後ろ身ごろを繋げて裁たないのなら、左右の身頃パーツ&袖を両端に持ってきて、真ん中で衿とおくみを裁っても良さそう。
または裄や身頃のサイズが小さめで生地幅を単純に3等分しても大丈夫な場合は、袖だけおくみ・衿の上で裁つか…かな?

必要な長さは以下の通り。
【身丈×2+裾縫い代×2+袖丈×2+袖縫い代(3〜5cm)×2+縮み分&柄合わせ分】

私のサイズ身丈170cm、袖丈50cmだと
身丈分340cm+裾縫い代10cm+袖丈分100cm+袖縫い代10cm ×縮み分10%=506cm
5m半買っておけば安心、5mだと水通しの結果次第でギリギリかも…的な感じ。
ケチって5mだけ買って、水通し後にギャー!となり縫い代や身ごろや袖丈を削ったりしたことあったよ…(しろめ)

110cm幅の場合、単純に生地幅を3等分すると36,6cm。仮に裄64cmだった場合は
袖幅&肩幅は裄の半分の32cm。両端に縫い代2cmを加えて36cmで、まあまあいけそう。
これ以上裄が長くなっちゃう私のようなサイズの場合は、単純に3等分すると足りなくなっちゃう(汗)

洋服地ならパーツによって裁つ幅を変えることもできるので、足りない場合は工夫してみてねっ
私はまず袖と身頃(どちらか幅広く必要な方に合わせて)が裁てるように幅を見積もり、残りで衿とおくみを裁ってるよ。

私の場合(裄70cm)こんな感じで見積もってまするぞ
・肩幅に縫い代を足す
肩幅(35cm)+背縫いの縫い代(身頃をつなげて裁つなら1cm、つなげないなら2cm)
+肩の縫い代(最低2cm〜3cmあると縫いやすい)
=身頃パーツの必要幅(38cm〜40cm)

・袖幅に縫い代を足す
袖幅(35cm)+袖外側の縫い代(生地耳を使えば1cmでも〜2cmあると楽)
+袖付け側の縫い代(2cm〜3cm程度)
=袖パーツの必要幅(38cm〜40cm)

おくみ&衿の必要幅を出す
おくみ幅(標準寸法15cm)+身頃側縫い代(1cm〜2cm)+衿下側縫い代(1〜2cm)=17〜19cm
衿幅(最大幅15cm)+両側縫い代(2cm)=17cm

38cm+38cm+17cm+17cm=110cm
すごいギリギリ…(大汗)
私のサイズでは生地幅115cm〜120cmくらいあると嬉しいんだけど、普通サイズの人なら110cm幅で
大体不都合なく裁てるんじゃないかなあと…

これはあくまで私はこうしてるよ、な一例なので他にもうまい裁ち方があればそれでやってみてね!
手持ちにある生地を工夫して経ってみても良し、裁ち方を決めてから生地を買ってきても良しっ
あとうっかり生地を切り損じたり、生地目を合わせるために端を落として切りそろえたり…
なんてこともあるので必要最低限の長さにロス分を数センチ足して見積もることが出来ればベストだと思う。
余分が多いことに越したことは無いよ…!



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今回使ったチェックのリネン(リネンだと思うのだがラミー混かも?)は生地幅110cm。
5m買ってキツキツで裁ったよ…綿は麻よりしっかり縮んだりするので、多めに買っておく方が安心。

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ダブル幅といえど150cm幅もある生地は少ないね…こちらは140cm幅だそう。
幅広の生地なら帯地も一緒に裁って、おそろいの帯を作っても楽しいかも〜
posted by 湖藤 at 10:00| Comment(0) | オカン和裁で縫うきもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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