2016年02月17日

ミシンと簡単和裁で縫うリネン着物 準備編4−2 着物の寸法(パーツごとに)1

ミシンと基本的な和裁でリネンの単衣着物を縫っていきます。目次はこちら

またお裁縫シリーズです。
ちくちく準備編を終えていよいよ本編へと思ったのだけど、準備編にちょっと逆戻り(汗)
着物の寸法を詳しくやっておこうと思いまする。しるし付けの時にパーツのサイズを色々使うから、
まとめておく方が分かりやすいよね…と思いまして…!
これに合わせて「準備編4−1 寸法(マイサイズ)を調べる」も加筆修正したので
併せて読んでいただけるとこれ幸い。

さてさて今回から2回に分けて「この寸法、着物のどこのサイズなの!」をイラストつきで見ていきまする。
仕事でお仕立ての打ち合わせしたり、自分で縫ったり着たりで気づいたり思ったりした寸法の微調整も
メモってみるけど、いかんせんオカン和裁はプロのお仕立てクオリティとは程遠いので、
湖藤さんはこうですよ!程度のご参考までにどうぞ…

【身丈】サイズ:採寸(身長と大体同じ)
寸法背.png
着物の縦方向の丈。袖付けの肩線から裾線までを測ると肩身丈、背縫いの長さを測ると背身丈。
どちらの身丈のサイズを使うかは地域などによって違うみたい…私は肩身丈で縫っているので、このブログの
身丈=肩身丈、です!背身丈は衿が衣紋で後ろにくれている分、肩身丈よりも数センチ短くなるのでご注意を。
肩身丈は大体身長と同じ長さでOKだけど、腰紐の位置や決めたい裾の高さによって数センチ変わるかも。
着付けの好みによるところも大きいので、ある程度着てかないとわからないね。


【裄(ゆき)】 採寸(首元〜手首)
寸法裄.png
背中の中心から袖の先までの肩線の長さ。肩&腕の長さということで身丈同様個人差が大きいため、
採寸して決めましょうっ(測り方はコチラ「パーツの名前とサイズの基礎」)
裄は肩幅と袖幅にわかれているよ。寸法は大体等分すればよいけれど、身長が高くて裄が長い場合など
裄丈を等分すると肩幅と後ろ幅の差が5cm以上になる場合、差が大きすぎると縫うのが大変なので(個人的に)
裄長い私は 肩幅=後ろ幅+5cmまで、袖幅=裄丈ー肩幅 で決めてまっす。この場合、袖幅が広くなるよ。
服地だと結構自由に調整が出来るけど、反物だと限られた生地幅で裄を出すため等分せざるを得ない場合多々。
和裁士さんありがとう……


【前幅】 腰回りに合わせて23~25cmくらい?
寸法前幅.png
前身頃の裾での幅。着物を体に巻き付ける身頃部分は前身ごろと後ろ身頃、おくみで出来ていて、
前幅1枚分+後ろ幅2枚分+おくみ幅+余裕数センチ = 腰回り という感じ。
身頃の寸法は着付けで調整可能だからあまり厳密に合わせなくてもそこそこ着れちゃうのだけど
ヒップ90くらいで前幅24cm、後ろ幅28cmで、ヒップサイズ±5cmごとに前幅、後ろ幅寸法を
それぞれ±1cmしていく感じでだいたい行けるのではないかしら…
計算でも出せるので詳しく計算してみたいひとは和裁本で調べてみても良いかも。

【後ろ幅】 腰回りに合わせて28~30cmくらい?
寸法後ろ幅.png
後ろ身頃の裾での幅。これもヒップサイズに合わせて加減しまっす!前身頃1枚&後ろ身頃2枚分それぞれ
1cmずつ加減しても±3cm変わってきちゃう。ジーンズで言えばワンサイズ並みの
変化なので、結構これが着心地に響いてくるんですな〜

前幅と後ろ幅を全部加減するとサイズが変わりすぎるんだが?という場合はもちろん前幅のみ、
後ろ幅のみで寸法を加減するのもOK。茶道の着物など座る機会が多い場合は前がはだけにくい
ように前幅が広めになってたりする…らしいです。後ろ幅広くて前狭めだと歩きやすくなる、とかかなー。

【おくみ幅】 標準寸法15cm
寸法おくみ.png
おくみの裾での幅。ここは標準寸法15cmでほぼ固定。
身幅の調整は前&後ろ幅で十分できるはずなのでここの寸法をいじることはあまりないかと。
衿とおくみで反物幅を半分こして使うのであまり大々的に幅をいじれないってのもありそう。
お仕事でふくよかめの方が15.5cmとかになってるのは見かけたことあるね!

【合いづま幅】 おくみ幅から±0〜-1or2cm程度
寸法あいづま.png
衿先の高さでのおくみの幅。
ウエストのくびれに合わせて身幅を狭くするため、おくみの幅を上の方で狭めてるのかな…と思うのだけど、
個人的にはおくみと同寸でも着づらさはあまり感じないので(くびれてないってことか、汗)
大体は15cmのままか、気分により−1cmするくらいで縫ってます。
縫ってるうちにずれちゃってるからかあまり違いを感じない…
今回はギンガム柄なのですっきりチェック柄が合う15cmで縫いました。


【おくみ下がり】 標準寸法23cm
寸法おくみ下がり.png
肩山からおくみの先までの長さ。
これも標準寸法なので、あまり調整しなくても大丈夫かと思う…んだけど、和裁本は標準寸法23cmなのに
私のマイサイズ表には22cmとあり…どうやって決めたんだろう…
おくみが上の方で始まる=胸元のおくみ幅が広がる=ゴツイ体型にはナイス!ってことなのかな(汗)


うっ、長くて書ききれない…!!ので、次回に続きます!




着物って基本的には平面の衣服なんだけど、ウエストを絞ったり胸元に緩みを入れたり…体の凹凸に合わせて
立体的に仕立てるのもプロの業なんだろうなあ。


マイ教科書…なんだけど、現在は新品はほとんど無いようだ(汗)寸法の出し方なんかも載ってます。
図書館などであれば手に取ってみてねっ。しかしこれも「やさしい和裁」とはいえ和裁の基礎知識がない人間が
ぱらっと眺めるだけで縫い方わかったー!とはならない内容なんだよね…真にやさしい!サルでもわかる!
洋服地とかミシンとか使っても縫えちゃう!和裁本ってないのかな〜ないよね〜というわけで
このシリーズを書くのでありまするよ…

posted by 湖藤 at 16:28| Comment(0) | オカン和裁で縫うきもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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