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さて道具と下知識を仕込みまして、一番大事なものこちら。

生地です。
着物や襦袢用の反物なら当然それ用に織られているため、着物に向くかどうか?といった心配は
無用なのだけど、洋服地で仕立てるとなると果たしてこの生地が着物/襦袢に向くのかどうなのか??
わからない時もありますね。着物の形をしていれば着物(名言風)なのでどんな生地でも縫えなくはない……
んだけど、着物にして着心地が良い生地とか、縫いやすい生地、ってのはやっぱりあるかなーと。
今回は綿ローンと、麻の平織り(ちぢみ加工)で縫いましたよ。どちらもブラウスにするような薄手の生地感。
基本的にはそこそこ薄手で織りが密め、伸縮性は少なく、ややハリのある生地が縫いやすいし風合いも良い感じ。
今回は着物の下に着るお襦袢なので、着物よりも一段階薄手でしなやかさのある生地のほうが向くかなと。
着物だと着ジワが入りやすいジャージーのようなテロテロ、ガーゼのようなフワフワ生地も
お襦袢なら着心地良いかもしれない……お裁縫上級者さんでしたらチャレンジしてみられたら…!?
洋服地で着物を縫うときの生地のチョイスについては、以下のエントリーもどうぞっ
ミシンと簡単和裁で縫うリネン着物 準備編2 生地を用意しよう
洋服地で着物を作る時の生地選び その1・その2
生地はどれくらい必要か?についてはサイズにもよりそうだけど、110cm幅で4m〜5m前後かと。
型紙の寸法を確認し、水通しで縮む分を見越して必要な長さよりも余裕をもって買おう。

これは着物の場合の裁ち図例。これは和裁で縫う用の裁ちかただけど、洋裁の時も型紙の配置はほぼ同じ。
お襦袢は身頃が短くなるので、必要な生地の用尺も少し短めになります。
生地の見積もり方とかはこちらにも詳しい。
ミシンと簡単和裁で縫うリネン着物 準備編5 洋服地での裁ち方いろいろ
今回は水通しと地直しが済んだストック生地だったのでいきなり縫い始められたけど、
買ってきた生地であればまずは水通しをして、生地目を直しておきませう。

これは伊勢木綿の反物を自力で水通しの回。
着るたびに専門店でクリーニングするわ!というセレブの方はともかく、普段着は家で洗いたいですからね…
ポリエステルなどそもそも縮まない生地を除いて木綿や麻を使う場合はあらかじめ生地を水通ししておくことで、
自宅で洗濯しても縮んだり型崩れすることを防げますぞ。

和裁併用で着物を縫ったりするときは広幅の服地を反物幅に裁断してから水通しするのもあり(作業スペース的に楽)
ですが今回のお襦袢は左右の後ろ身頃を繋げて裁断したいため、広幅の服地そのままで水通ししてます。
基本的には生地を水に漬ける→半日くらい放置→干す→(できれば生乾き状態で)生地目を整えつつアイロン、な流れ。
私は大体こんな感じでやってます。
ミシンと簡単和裁で縫うリネン着物 準備編6 生地の水通し・裁断
伊勢木綿反物を自宅で水通ししたよ
次回は型紙についてまとめたいと思いまっす!
ローン生地で有名なのはリバティローン!とっても織りが密で、かつしなやか。
私が使ったのはリバティのものではなかったけれど、糸が細くて織りが密な生地は着物や襦袢に向きそう。
たらい!!って感じのたらいは持ってなくてうちのはこれ。
掃除とか、ちょっと手洗い洗濯するときとかにも活躍してます。
下の子出産前後に買ったけど8年くらい?全然くたびれてないなー
少しミシンは使えますので孫の甚平やキルティングではんてんは作ったことがあります
勝手な質問で申し訳ありません
>橋本 知子さん
しばらく放置していまして、すみません…!!
もう遅いかもですが、ひっぱりでしたら襦袢ではなく、着物程度の厚み〜それよりもやや厚程度がよろしいかと思います。
洋服地でしたらシャツにするような綿麻や木綿の先染め生地、リネンキャンバス、やや薄めのデニム(6〜8オンス程度まで)等が向くのではないでしょうか。
ひっぱりを縫ってみたことが無いので用尺は型紙から計算してみないと分かりませんが、身頃は着物や襦袢よりも短くていけそうなので110cm幅3〜4m程度になりそうな気はします。
お役に立ちましたら〜