私、ラミー麻100%の着物は今シーズンが初体験なのでありますわっ!
やっぱり着るものだもん、売るんだったら自分も着ないとね!
ということで基本的にウェブショップで売るものは、実際自分で身に付ける方針で。
まああの、単純に自分も欲しいっ!というだけといううわさもありますが…(汗)

綿麻のプレタは以前イベントをお手伝いした時にお給料代わりに頂いたものがあったんだけど、
麻の着物はB反の中から反物を譲って頂き…
どう考えても自分で縫ってたら展示会に間に合わんな!と思い、仕立てに。
お願いしてた呉服屋のおじちゃんとこの和裁士さんが、専業じゃなくなっちゃった
んだそうで納期がかかると言われたんだけど、ちょっと急ぎで縫ってくださった!

そして縫いあがったのがこちらなのでした。
いつもは黒とか茶とかベージュとか、地味〜な色が多いんだけど…これ一目ぼれっ!
派手かな?と思ったけど、案外ナチュラルな感じで良かった♪
さてさて東京での二日間…梅雨の晴れ間で暑かった〜!
バタバタで天気予報は見れなかったけれど気温30度超えてたのではないかなと…
梅雨だし雨なら涼しいのか?と思って実は綿麻ちぢみを着て行ったのだけど、
東京駅を降りた途端の「むわ〜」っとした熱気にびっくり!会場に付くなり
急いで麻の着物に着替えて、そのまま2日間通したんでありました。
こんなことなら綿麻ちぢみ、持っていかなくても良かったのね(涙)
そいえば彦根って、基本的に京都大阪よりも2〜3度気温低いんだったなあ…
そして麻の着物の感想は…「地味に涼しい」っ。
夏は麻しか着られない、とか、麻の涼しさは格別だ、とか色んな前評判を
聞いていたので、どんだけすごいんだ、麻〜っ!?っと思っていたんだけど…
この涼しさは、地味ですなっ。でも地味だけど…地味にすごいかも!
羽織った瞬間、「うわっ、冷える!」とか、「汗がでなくなる〜〜」とか、
そういう魔法みたいな効果はさすがにありません…(笑)
でも触った感じ麻ってちょっとひゃっこい感じ。で、羽織ると冷たくはないけど、
綿みたいにもわーってする感じもないかな…?という感覚。
汗はいっちょ前に出る(笑)んだけどこれまた、かいた汗が、引きやすいのよねん。
浴衣とかだとかいた汗がそのまま着物にとどまっていて、脱ぐころにはびっしょびしょ!
になっちゃうんだけど、麻は何だか汗が飛んで行っているような?
一日終わって汗かいたなーと思っても、脱いだらさらっとしている…
東京で2日間着たけど、帰って脱いだら着物も襦袢(←リネン)も全然汗びしょに
なって無くて汗臭くもなくて不思議な感じ。タオルも使ってないのに〜
襦袢は洗濯したけど、結局麻の着物はまだ着られそうなので霧吹きでシワ伸ばしただけ。
さすがに真夏にはぐっしょりになるんではないかと思うけどっ。
同じ気温でも蒸し暑いのと、からっとしてて暑いのとでは違うものね。
蒸れないというのはとっても快適なのかも♪
あ、あと風が吹いた時はすごい!
着物の中を、風が駆け抜ける感じ〜♪身八つ口とか袖とかから「吹き込む」んじゃなくて、
まさに着物をすり抜けてというか…ちょっと強い風の時なんか、肩とかおしりとかに
直接風がぶわぁ〜!!って当たる感じがするの〜。
爽快なんだけど、おしりを風がなでるのはちょっと恥ずかしい(笑)
私、暑いのには強い方だと思うし、去年の夏も浴衣で生活して特に不自由なかったんだが…
この、一日着てから地味に感じる麻の底ぢから…何か布ナプ使い始めた時の感触に
似てるかも!うーん、ちょっとはまっちゃうかもしんないな〜
麻を着てる人が口をそろえて「麻、いいよぉ〜」って言う訳がちょっと分かったかもねん。
この夏はたくさん麻の着物を着たいなあ♪
ラミーのほうが薄手の生地を織るのに適しているから、夏着物の麻は、ラミーなの。