時には優雅なことで…なんて言われることもあります(笑)
着物を着たり、お手入れしたりするやり方っていうのは確かに洋服のそれとは
違うから、慣れないころはとっても手間取るもの…
出してきて、広げて、着て、汗飛ばして、仕舞って…ああ、面倒!ってなるのも納得。
だって私も実際、着付け教室に通っていたころそうだったしね〜。
週1回のお教室なのに、前日に着物出して、次の日汗飛ばしたの畳んで…って3日もかかる!
面倒なうえに妊娠もしてたしかなーり身体も重かったように思うが…
でも着物着られるようになるのが嬉しくて、楽しくて気合で乗り切れたわ。うふ。
じゃあ今もそんなことを時間と手間をかけて優雅にやっているのか…といえばそれはノーで。
だって私、有閑マダムじゃないもんね。家事育児を一手に担う、ヒマなし母ちゃんだもん!
着物の扱いって慣れれば簡単に&そして手を抜いて(汗)出来るようになるものなのよねん。
着るのもずいぶん速くなったし…8分で帯まで着られたのには自分でもびっくりでしたがっ
普段に着るものを洗えるものにシフトしたことで、お手入れ(と、心の持ちよう)は
ずいぶん楽になった!だってお汚しもシワも、洗えば全部帳消しだもんねっ
汗飛ばしでハンガーにかけていた着物を、仕舞うことなく次の日に着ちゃうことも多いし、
洗濯した着物はノーアイロンの洗いざらしで着るし。
畳んでしまうときも、わざわざ床一面に着物を広げたりなんてしませんわ。

というか、できない…orz
い、一応一日一回は全部片づけて、お掃除するようにしてるんですけど…てへ。
一日終わったら、脱衣所にボンカレーが落ちてたりするんだもんなあ。
スペース無いってのもあるけど、広げたら散らかしクイーンに襲われること必至!
だから着物は膝の上で畳みます。

姫様の目につかないうちに、ささっと畳んでしまうのだ!

これは「本畳み」っていって、一番着物にしわの出来ない畳み方ですのん。
たとう紙に入ってる着物はこの畳み方で畳んであるのさ〜。
洗濯とかする時はもっと簡単に仮畳み(袖畳み)。これは立ったまま畳めて便利。
畳み方は…いずれアップするかもだけど、多分検索したら出てくると思うし、
着物本なんかには大抵載ってますぞっ

本畳みの畳み方イラスト…なんかだと、絶対着物を全部広げた状態で描いてあるのよね。
その方が分かりやすいしシワやよれが出ないように畳みやすいんだけど、
必ずしも一気に広げなくても裾から少しずつ畳んでいけば膝の上でも畳めちゃうのさ。
んで畳み終わった分は、かさばらないようにぱたぱた小さくして、膝の横に置いて。
順々に畳んでいって肩線までできたら…

ほら、本畳み完了!
さすがに長い事仕舞っておくつもりの「良い」着物は、慎重に広げてから畳むんだけど、
普段に着る分はこんな感じで、さささーと畳んでいるのでした♪
実家にいたころ、家に来てくれた呉服屋のおっちゃんが、この畳み方をしていて
うわー、職人技だ、すごーい!!とびっくりした覚えがあるけど…
なせばなるってやつなのか?いつのまにか私も出来るようになっていた…てへ。
おっちゃんの鮮やかな手さばきには遠く及びませんがっ
ちなみに去年は畳むスペースもなく膝の上畳みの技もまだ会得していなかったので、
普段の着物は全部袖畳みにしてタンスに突っ込んでました(笑)
出してみると妙なところに折り癖がついたりしてたけど、洗えばとれるし!と
気にせず着てたわ…まあ、そんな適当な感じでもいいよね、着るものだもん。着物ってさ。
だって毎日着る洋服にだって、カバー掛けたりしないもん…
吊るして仕舞っちゃうという手もあるらしい…。