一泊二日の出張だったので、この日は朝から。

二日目は綿麻で。
真っ黒の帯も綿麻へこ帯。うっかり襦袢を麻襦袢一枚しか持ってきてなかったので期せずして夏モードの取り合わせに。さすがに秋の足音聞こえる10月、体に風の冷たさが染み渡る…ッ!
真夏はこの、着物の中を風が吹き抜けていく感じが涼しいのだけど、お外に出たくない感じでしたわん(汗)
働いてる風の写真撮ってもらってた!

三重仮紐使って、くっしゃくしゃのお花結び。このへこ帯、ちょっと長めに仕立てたのに加えて前日のスカーフも一緒に挟み込んでボリュームたっぷり。起き抜け寝ぼけまなこでかなり適当に結んだので再現性は限りなく低いけど…真っ黒へこ帯を作ったちくちく記事も後で載せやう。

この日は新之助上布も出品した100体スタイリズム展の初日でもあったので、見に行かせてもらいました。
着物がズラーーー

どうやらカラー・テイスト別に分けて展示してあったようで、すごーくカラフルで派手な着物たちからシックで色味を抑えた着物までたくさんありましたわ…駅直結の地下道だったから出入りも自由で、通りがかった人も気軽に立ち寄ってみていける感じだった♪
出品した新之助上布の麻着物コーデはこんな感じ(モノトーンコーナーに入ってた)。

白黒のチェックでシックにスッキリを目指してみましたん。
このあと下のスタイリズム展を見て面白そうと思って来てみました、という方がブースまで来てくださったりして嬉しかった…!
会場にはほんっといろんなテイストの着物があって、カジュアル、フォーマル、衣服に衣装、好みもいろいろ…着物の世界は幅広いなあ、と会場をぐるぐるぐるぐる何周も回っちゃった。眼福…!

会場の目の前にあった千疋屋のカフェで一服。桃が美味しかった〜
サローネ、SNSなんかでは必ずしも賛同意見だけじゃないところもあったようだけれど…個人的には作るひと、売るひと、使うひと、広めるひと…一つの方向を向けない要素がここまで集まれる機会ってなかなか無いんじゃないかなと思ったよ。私自身、自分自身がいちユーザーとして縫ったり着たりする人であり、新之助上布のスタッフとして商品を作ったり売ったりする人であったりするのだけど…それぞれの立場から見た最もよい着物の世界って、ちょっとずつ違うよね。
みんなが同じ方向を向いている閉じた機会、だけでは起きない化学反応もあるんじゃないかなと思うし、サローネみたいに様々なひとやものがつながる機会を通して着物がもっと良くなるならいいなあ…と思ったのでした!
千疋屋のお店って初めて行ったけど、反物買えそうなメロンとか宝石みたいなブドウとか、庶民には衝撃の高級フルーツが並ぶ夢の世界であったわ…(震)